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胴長短足でポケットには札束が…大谷翔平を描いた米老舗誌の表紙イラストに「不快だ」「らしい風刺画」「敬意に欠ける」など議論百出!

THE DIGEST編集部

2024.05.09

立て続けに有名雑誌の表紙を飾っている大谷。話題に事欠かない。(C)REUTERS/AFLO

立て続けに有名雑誌の表紙を飾っている大谷。話題に事欠かない。(C)REUTERS/AFLO

 稀代のスーパースターが、米屈指の歴史を誇る雑誌の表紙を飾った。

 創刊1925年で政治や経済、文化、風俗などをオールラウンドに取り上げる老舗誌『THE NEW YORKER』。その最新号の表紙イラストで描かれたのは、ほかでもないロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平だ。担当したのは有名画家でイラストレーターのマーク・ウルリクセン氏。作品名は「Shotime(ショウタイム)」で、ウルリクセン氏は同誌の公式サイトに「彼はどのリーグでも最高の投手にして打者、そして最速の走者のひとりだ」とのメッセージを寄せている。
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 同誌の表紙は風刺が効いたものが多いが、今回もかなり独特のタッチ。ドジャースのユニホームを着てスイングする大谷は、力強さや身体の大きさを表現するためか、いわば“胴長短足”に描かれている。そして、尻のポケットから米ドル札の束を飛び出させる演出も。同誌は大谷の元通訳である水原一平容疑者が絡んだ事件に触れ、「オオタニが金銭スキャンダルに巻き込まれたことは、良くも悪くも彼への注目度を高めている」と書き添えた。
 
 このイラストが公開されると、SNS上では日米のファンからさまざまな意見が飛び交った。「いかにもアメリカ人らしい風刺画だね」「THE NEW YORKERっぽい皮肉だ」「この雑誌の表紙を飾った事実が凄い!」「オオタニがお金に無頓着なところを表現したかったのでは?」と理解を示す声がある一方で、やはり批判的な反応が少なくない。「悪意を感じる」「不快でしかない」「明らかな偏見」「スパイシーな表紙」「あまりにも敬意に欠けている」「根本的にオオタニをまったく正しく描けていない!」といったコメントである。

 大谷は同じく世界的に有名な米誌『TIME』『GQ』『Sports Illustrated』などでも表紙を飾り、先日は野球がマイナースポーツであるフランスの老舗スポーツメディア『L'EQUIPE』の月刊誌でもカバー写真に抜擢された。もはや野球というスポーツの枠を超えた存在であり、世界規模で社会現象のひとつとなっている印象だ。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】大谷翔平が描かれた『THE NEW YORKER』最新号の表紙イラスト
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