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「佐々木朗希の獲得に動く準備ができている5球団」を米メディアが推測「山本由伸や今永昇太より優れているかもしれない」

THE DIGEST編集部

2024.05.29

佐々木の去就は米メディアから大きな注目を集めている。(C)Getty Images

佐々木の去就は米メディアから大きな注目を集めている。(C)Getty Images

 いずれはMLBに挑戦すると言われている佐々木朗希の名前が、相変わらず米メディアを賑わせている。『FanSided』のザック・プレスネル記者は5月28日、「ササキがポスティングされた場合、獲得に動く準備ができている5球団」という記事をアップした。
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「多くのMLB球団はここ数年、22歳のスター投手をチームに加えたいと熱望している。今シーズン終了後に市場に出る可能性があり、各球団は交渉の列を作り始めるだろう。今シーズンはヨシノブ・ヤマモトや、ショウタ・イマナガがMLBで活躍しているが、22歳の右腕は、ヤマモトやイマナガより優れているかもしれない」

 同メディアは佐々木の能力について、まったく疑いを持っていない。「最高103マイル(約165キロ)の速球を投げ、NPB通算防御率は2.00未満。奪三振率はキャリアを通じて10を超えており、圧倒的な支配力を見せつけている」と評し、「あらゆる球団が獲得を望んでいるが、そのためには準備が必要だ」と記載。獲得の準備ができている5球団の名前を挙げた。

 ひとつ目はアトランタ・ブレーブスだ。「ローテーションの5番手に大きな穴があるため、すぐにでもチームに加えたいだろう。来年にはスペンサー・ストライダーが怪我から復帰する。ストライダーとササキ。MLB史上最も早い球を投げる2人が、2日連続で登板するかもしれない。シーズン後にはチャーリー・モートンとマックス・フリードが退団する予定で、投手の補強は必須。理想はフリードと再契約し、ササキを獲得することだ」と紹介した。

 ふたつ目に挙げたのは、セントルイス・カーディナルス。「投手陣は全球団で最も高齢。先発ローテーションはいずれも33歳以上だ。ササキはチームに若さをもたらし、球団が必要としている若返りのきっかけとなるだろう。ソニー・グレイ、ランス・リン、カイル・ギブソンに退団の可能性があり、投手陣を整備しないといけない。ササキ以上の適任者はいないだろう」と記している。
 
 3つ目はサンディエゴ・パドレスだ。「ナ・リーグ西地区のライバル、ロサンゼルス・ドジャースに追いつくための切り札がササキだ。このチームは選手の獲得に高額を費やす傾向にある」と、ダルビッシュ有、松井裕樹に続く3人目の日本人投手の獲得を示唆した。

 4つ目に挙げたのがシンシナティ・レッズ。「今シーズンは、ニック・マルティネスとフランキー・モンタスのふたりのスターターを獲得し、勝利への熱意を示した。しかし両投手には来シーズンの選択肢があり、最悪の場合は両者とも退団するかもしれない。街とファンに勝利の準備を示すために、ササキのような大物と契約する他にいい方法はない」と伝えている。

 最後の5つ目には、シカゴ・カブスを挙げた。「イマナガとの契約は国際市場で大きな話題を呼んだ。ササキの獲得で2年連続の成功を目指すだろう。先発ローテーションの3人(今永、ジェイムソン・タイロン、ハビエル・アサド)は実力を持っているが、4~5番手はリーグ平均の実力を発揮できていない。イマナガやセイヤ・スズキの存在も大きいはずで、カブスに親しみを感じるだろう。先発陣の補強が必須であり、このチャンスを逃すわけにはいかない」と、日本人選手の存在が大きいと記述した。

 佐々木にはドジャースをはじめ、ほぼすべての球団が関心を示していると言われている。もし佐々木が市場に出れば、大争奪戦が展開されそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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