MLB

“互いに嫌悪しまくっている関係”ジャイアンツがドジャース戦で“皮肉アイテム”配布「ちょっと必死な感じがしますよね?」ド軍メディアが塩対応

THE DIGEST編集部

2024.06.03

5月14日にオラクル・パークで行なわれたジャイアンツ対ドジャース戦で、大谷は12号ソロ本塁打を放っている。(C)Getty Images

 サンフランシスコ・ジャイアンツが現地6月28日から本拠地オラクル・パークで行なわれる"犬猿の仲"ロサンゼルス・ドジャースとの3連戦に向けて、"皮肉アイテム"を用意している。29日には、「Beat LA(ドジャースをやっつけろ)」アロハシャツを配布。30日は"ディズニーランド・デー"として、「ミッキーマウスの耳付きキャップ」を先着1万5000人に贈る。
【動画】敵地でのジャイアンツ戦で大谷が放った今季12号をチェック!

 ジャイアンツはこのリリースを2024年1月に出していたが、5月下旬にロサンゼルス・ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者が、あらためてジャイアンツのキャンペーンを批判。「ジャイアンツはどこまでドジャースに執着しているんだ? なぜ、自分たちのチームを愛せないのか? キャンペーンや景品にドジャースを用いている。マーケティング部門の頭の中でドジャースが家賃なしで生活しているのだろう。まったく理解できないね」と語った。

 とりわけ話題となったのが、「ミッキーマウスの耳付きキャップ」だ。約4年前、新型コロナウイルスの蔓延によりバスケットボールNBAの2019ー20シーズンが一時中断後、フロリダ州オーランドのウォルトディズニー・ワールドリゾート内の施設、通称バブルで集中開催。ただ、イレギュラーな開催方式だったため、ロサンゼルス・レイカーズの優勝を"ミッキーマウス・チャンピオンシップ"と軽視する言葉が生まれた。
 
 MLBも20年は短縮シーズンとして開催。通常の162試合ではなく、60試合+プレーオフの結果、ドジャースが優勝した。しかし、レイカーズと同じくドジャースの優勝を受け入れないファンが一定数存在する。ミッキーマウスという言葉は、スポーツ界の勝利を否定する表現になっており、そんなミッキーアイテムをジャイアンツがドジャース戦で配布する。

 同じくドジャースの情報を専門的に伝える『Inside the Dodgers』は6月1日の記事でマッケイン記者の怒りのコメントに注目。「ジャイアンツのプレゼントはドジャースへの嫉妬の一例? これはちょっと必死な感じがしますよね」と塩対応で"互いに嫌悪しまくっている関係"のジャイアンツを非難している。

 このプロモーションが発表された1月にも、「ドジャースに対する攻撃だ」「ドジャースを批判している」「狭量で、嫉妬深い」などと、ドジャースファンが批判の声を挙げていた。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】今季絶望アクーニャJr.の代役をエンジェルスからセレクト?「興味深いトレードになるかもしれない」エ軍メディアは歓迎「見返りとして…」
NEXT
PAGE
【動画】敵地でのジャイアンツ戦で大谷が放った今季12号をチェック!