6月7日(現地)から、ヤンキー・スタジアムでヤンキース対ドジャースの3連戦が始まる。メジャーリーグを代表する名門同士の対決で、なおかつワールドシリーズの“前哨戦”とも位置付けられるマッチアップとあって、日米で大きな注目を集めそうだ。ここでは特に見逃せない2つのポイントを紹介しよう。
【動画】大谷、ヤンキー・スタジアムで圧巻の打撃を披露!(21年6月)
▼大谷翔平のニューヨーク“凱旋”
大谷がまた“ルースが建てた家”に戻ってくる。
これまで大谷は、ヤンキー・スタジアムで何度となく名場面を演出してきた。最も鮮烈な印象を与えたのは2021年6月28日~30日の3連戦だ。
この年、開幕から二刀流で圧倒的な活躍を続けてきた大谷は初回、フルカウントからマイケル・キングが投じたカーブを痛烈な完璧に捉えて右中間席へ。打球初速117.2マイルは当時のエンジェルス球団記録だった。
大谷は続く28日の試合でも2打席連発。5回に打球角度18度の弾丸ライナーで29号アーチを放った際には、球場全体がどよめきに包まれ、それまでブーイングを飛ばしていたニューヨークのファンがまるで「参りました」とばかりに拍手を送る場面もあった。
先発マウンドに上がった30日の試合では0.2回2安打4四球で7失点KOと大炎上する場面もあったが、その振れ幅の大きさも含め、投打にわたって大きな“爪痕”を残したことは間違いない。
昨年4月には、球場開場からちょうど100周年のメモリアル・デーにもホームランを放った大谷。実はルースも記念すべき球場初試合で本塁打を記録しており、二刀流の英雄が100年越しに再び歴史上で交差することとなった。
▼2人のライバルとの“対決”にも期待
そして今回、ドジャースの一員として初めてヤンキー・スタジアムを訪れる大谷を、2人のライバルが待ち構えている。
1人目は言うまでもなく、22年に熾烈なMVP争いを繰り広げたアーロン・ジャッジだ。その年、ジャッジはアメリカン・リーグ歴代最多の62ホームランを放ってMVP投票でも大谷に圧勝。昨季は故障に苦しみ、今季も序盤はスロースタートだったが、5月は打率.361、、14塁打、OPS1.397の大爆発で月間MVPを受賞、6月も絶好調で、現在MLB最多の21本塁打と圧倒的な打棒を発揮している。
もう1人は、今季からヤンキースに加わったフアン・ソトだ。大谷と同じ18年にデビューしたソトは、確実性&パワー&選球眼を兼備した天才スラッガーとして早くから台頭。21年のオールスター・ホームラン・ダービーでは大谷と対決し、2度にわたる延長の末、ソトが勝利している。今季はここまでリーグ1位の打率.319、2位のOPS1.027と絶好調。ジャッジとのスラッガーコンビで相手投手を恐怖に陥れている。
大谷、ジャッジ、ソト――MLBを代表する3人の“競演”にも期待したい。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】三球三振の次は特大ホームラン――“怪物”スキーンズと大谷の対決がメジャーリーグの新たな“名勝負数え唄”となる日<SLUGGER>
【関連記事】大谷に憧れて大学では二刀流で活躍、全米屈指の美人アスリートと交際...MLBを席巻する“怪物ルーキー”スキーンズって何者?<SLUGGER>
【動画】大谷、ヤンキー・スタジアムで圧巻の打撃を披露!(21年6月)
▼大谷翔平のニューヨーク“凱旋”
大谷がまた“ルースが建てた家”に戻ってくる。
これまで大谷は、ヤンキー・スタジアムで何度となく名場面を演出してきた。最も鮮烈な印象を与えたのは2021年6月28日~30日の3連戦だ。
この年、開幕から二刀流で圧倒的な活躍を続けてきた大谷は初回、フルカウントからマイケル・キングが投じたカーブを痛烈な完璧に捉えて右中間席へ。打球初速117.2マイルは当時のエンジェルス球団記録だった。
大谷は続く28日の試合でも2打席連発。5回に打球角度18度の弾丸ライナーで29号アーチを放った際には、球場全体がどよめきに包まれ、それまでブーイングを飛ばしていたニューヨークのファンがまるで「参りました」とばかりに拍手を送る場面もあった。
先発マウンドに上がった30日の試合では0.2回2安打4四球で7失点KOと大炎上する場面もあったが、その振れ幅の大きさも含め、投打にわたって大きな“爪痕”を残したことは間違いない。
昨年4月には、球場開場からちょうど100周年のメモリアル・デーにもホームランを放った大谷。実はルースも記念すべき球場初試合で本塁打を記録しており、二刀流の英雄が100年越しに再び歴史上で交差することとなった。
▼2人のライバルとの“対決”にも期待
そして今回、ドジャースの一員として初めてヤンキー・スタジアムを訪れる大谷を、2人のライバルが待ち構えている。
1人目は言うまでもなく、22年に熾烈なMVP争いを繰り広げたアーロン・ジャッジだ。その年、ジャッジはアメリカン・リーグ歴代最多の62ホームランを放ってMVP投票でも大谷に圧勝。昨季は故障に苦しみ、今季も序盤はスロースタートだったが、5月は打率.361、、14塁打、OPS1.397の大爆発で月間MVPを受賞、6月も絶好調で、現在MLB最多の21本塁打と圧倒的な打棒を発揮している。
もう1人は、今季からヤンキースに加わったフアン・ソトだ。大谷と同じ18年にデビューしたソトは、確実性&パワー&選球眼を兼備した天才スラッガーとして早くから台頭。21年のオールスター・ホームラン・ダービーでは大谷と対決し、2度にわたる延長の末、ソトが勝利している。今季はここまでリーグ1位の打率.319、2位のOPS1.027と絶好調。ジャッジとのスラッガーコンビで相手投手を恐怖に陥れている。
大谷、ジャッジ、ソト――MLBを代表する3人の“競演”にも期待したい。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】三球三振の次は特大ホームラン――“怪物”スキーンズと大谷の対決がメジャーリーグの新たな“名勝負数え唄”となる日<SLUGGER>
【関連記事】大谷に憧れて大学では二刀流で活躍、全米屈指の美人アスリートと交際...MLBを席巻する“怪物ルーキー”スキーンズって何者?<SLUGGER>
関連記事
- 三球三振の次は特大ホームラン――“怪物”スキーンズと大谷の対決がメジャーリーグの新たな“名勝負数え唄”となる日<SLUGGER>
- 大谷に憧れて大学では二刀流で活躍、全米屈指の美人アスリートと交際...MLBを席巻する“怪物ルーキー”スキーンズって何者?<SLUGGER>
- 今季3勝目の菊池雄星、日米通算1600奪三振&MLB通算700奪三振を達成‼ 敵将からも「弾丸のような速球だった」と称賛の声
- 「ジャイアンツが今永昇太を“獲得しなかった”理由」を編成総責任者が明かす「速球、スプリット、変化球すべてがプラス評価だったが…」
- 元助っ人スアレスが高回転4シームを武器にMLB屈指のクローザーへ台頭「まるで瞬間移動しているみたいだ」<SLUGGER>