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タッチアップで実現した“大谷翔平の俊足vsジャッジの強肩”「2人のスターが高いレベルのプレーをみせた」米メディアも注目

THE DIGEST編集部

2024.06.10

8回表、3塁走者の大谷がタッチアップで本塁に生還した。(C)Getty Images

8回表、3塁走者の大谷がタッチアップで本塁に生還した。(C)Getty Images

 現地6月9日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でニューヨーク・ヤンキースと対戦し、4対6で敗戦。連勝していたドジャースは、同一カード3連勝とはならなかったものの、ヤンキースとの伝統の一戦を2勝1敗と勝ち越した。

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 大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席は中飛、3回の第2打席は右直、5回の第3打席は左飛に終わったが、先頭打者で打席に立った8回の第4打席では、詰まった打球が左翼線に転がる二塁打で出塁した。3番フレディ・フリーマンの内野ゴロの間に3塁に進塁。この1死三塁の場面で、大谷とヤンキースの右翼手アーロン・ジャッジの“直接対決”が実現した。

 打席に入った4番ウィル・スミスが右翼にフライを打ち上げると、大谷はタッチアップの体勢に。ジャッジがキャッチした瞬間にスタートを切り、本塁でのクロスプレーとなったが、ぎりぎりのタイミングで生還した。

 大谷対ジャッジの場面は、米メディアも取り上げた。データ関係に強みを持つ『MLB.com』のサラ・ラングス記者は、「ジャッジの返球速度は93.4マイル(約150キロ)。オオタニのスプリントスピードは秒速29.4フィート(約8.96メートル)だった」とX(旧ツイッター)にポスト。続けて、「スプリントスピードは27フィートがMLB平均で、30フィートならエリートレベル」と説明し、強肩を披露したジャッジと、一流クラスのスピードをみせた大谷の対決を振り返った。
 
 また、米放送局『CBS』も大谷がタッチアップを成功させたシーンを取り上げ、「オオタニがエリート級のスピードで、ジャッジの返球を上回った。ジャッジは刺せず、オオタニはスライディングでセーフとなり、ドジャースが4対5とヤンキースに1点差に迫った」と伝えた。

 さらに、「言い換えれば、2人のスターが高いレベルのプレーをみせたのだ。ジャッジはオオタニを刺せなかったが、その裏の攻撃でジャッジは前日の2本に続く、本塁打を打ってリベンジしてみせた。ジャッジは、この3連戦で本塁打が出なかったオオタニに勝ったと自覚しながら帰宅することができた」と記し、ヤンキースの勝利を報じている。

構成●THE DIGEST編集部

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