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「大谷翔平は少し可哀そうだ。野球場以外でほとんど人生がない」ドジャース同僚が懸念「つらいことだ」

THE DIGEST編集部

2024.06.19

現地6月17日のロッキーズ戦で猛打賞を記録した大谷。敵地の観衆も魅了した。(C)Getty Images

現地6月17日のロッキーズ戦で猛打賞を記録した大谷。敵地の観衆も魅了した。(C)Getty Images

 現地6月17日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地デンバーのクアーズ・フィールドでコロラド・ロッキーズと対戦し、9対5で勝利した。ムーキー・ベッツの故障離脱を受けて、大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場。2死二塁で迎えた第2打席でチーム2点目となる右前適時打を放つと、4回の第3打席には右中間に打球をはじき返し、俊足を飛ばして二塁打とした。6回の第4打席では左翼線に二塁打を放って3安打の猛打賞。第5打席は四球、第6打席は二ゴロで、5打数3安打、1打点、1盗塁を記録している。

【動画】大谷翔平がロッキーズ戦で見せた、タイムリー&本塁への激走シーンをチェック!

 ドジャース対ロッキーズの4連戦の初戦を終えた後、敵地メディア『Denver Gazette』紙は、「ショウヘイ・オオタニ、“メガ・スターダム”をもたらす」という見出しで、「ドジャースの背番号17を着用した観客が、オオタニの活躍に大歓声を挙げた。オオタニはあらゆる都市で大勢のファンを魅了し、母国日本では何百万ものファンから崇拝されている」と、大谷の人気ぶりを報じた。

 一方で、同紙はドジャースのチームメイトの声を拾った。「(大谷は)少し可哀そうだ。野球場以外ではほとんど人生がない。それはつらいことだ」。こう語ったのはエンリケ・ヘルナンデスだ。“大谷フィーバー”を目の当たりにしてきたH・ヘルナンデスは、「あれを見た時の気持ちを一番うまく言い表わすと、ビートルズの一員になったような気分だね」と語った。

「オオタニは、ロッキーズ戦後にコロラド州の地元メディアと話をしなかった。ドジャースの担当記者とさえ、定期的に話をすることはないという。オオタニのあらゆる言動に注目が集まっている」
 
 続けて同紙は元通訳の水原一平被告が起こした一連の賭博スキャンダルに触れ、「それでもオオタニは成績を落とすことはなかった」とし、ベッツの故障欠場を受けて1番で起用されたロッキーズ戦の初戦の活躍を記述。「ショウヘイは、いまやっていることを、そのまま続けてほしい」というドジャースのデーブ・ロバーツ監督の談話を紹介した。

 ロッキーズのバド・ブラック監督は、「オオタニはエキサイティングだ。同じような才能を持つ選手は数人いるかもしれないが、彼がさらにレベルを引き上げていると思う。来年に投げだしたら、もっと大きな話題になるはずだ。オオタニは素晴らしい才能を持ち、これまで誰もできなかったことを成し遂げている。まさに驚異的な選手だ。スピードにパワー。本当に素晴らしい、としか言いようがない」と試合前に話していた。

 誰もが認める才能を持つ大谷は、一方でスター選手であるがゆえに「つらい面」もあるだろうとチームメイトは感じているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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