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「ベッツはリーダー的存在」1番昇格→15打数7安打6打点5得点の躍動も、大谷翔平が盟友に見せた気遣い「簡単に埋まる穴ではないですけど…」

THE DIGEST編集部

2024.06.20

ロッキーズ戦後、大谷(右)は骨折で離脱したベッツ(左)への想いを口にした。(C)Getty Images

ロッキーズ戦後、大谷(右)は骨折で離脱したベッツ(左)への想いを口にした。(C)Getty Images

 盟友への想いを吐露した。

 現地6月19日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は敵地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、2回に同点となる3点二塁打を放つなど5打数2安打3打点をマークした。しかし、チームは9回裏に中犠飛により6対7でサヨナラ負けを喫した。

 試合には敗れたが、大谷はこの日も切り込み隊長として打線を引っ張った。2回2死満塁の第2打席では、左中間へ走者一掃となるタイムリーツーベースを打ち試合を振り出しに戻すと、続く2番のフレディ・フリーマンの右前打で二塁から激走して逆転のホームを踏んだ。さらに6回の第4打席では右前打で4戦連続のマルチ安打をマークするなど、奮闘している。

 不動の先頭バッターとして今季72試合に出場して打率.304、10本塁打、40打点を挙げ、大谷とともに打線を牽引していたムーキー・ベッツがカンザスシティ・ロイヤルズ戦(16日)の7回に死球を受けて左手を骨折し、10日間の負傷者リスト(IL)入りした。ベッツの離脱により、これまで2番を担っていた大谷が1番に昇格すると、ここまで15打数7安打6打点5得点と躍動。その活躍にドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「ショウヘイ・オオタニはリードオフマンとして、ドジャースのために活躍し続けている」と絶賛の言葉を送っている。
 
 大谷は試合後、現地の囲み取材に応じ無念の離脱となった相棒を気遣うメッセージを送っている。

「(ベッツは)リーダー的な存在の選手ですし、なかなか簡単に埋まる穴ではないですけど、みんなでなんとかカバーしたいという気持ちは持っています」

 ドジャースはベッツだけでなく、右肩腱板損傷の山本由伸を含め、この日は先発右腕ウォーカー・ビューラーが右股関節炎症のため15日間のIL入りが発表され、現在14人が離脱する非常事態に陥っている。主力の故障離脱が相次ぐなか、チームは踏ん張りどころの戦いが続いている。

構成●THE DIGEST編集部

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