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故障離脱が続くドジャース… またもや先発投手がIL入り。米メディアがピッチャー陣の顔ぶれを不安視「ローテーションは奇妙な状態だ」

THE DIGEST編集部

2024.06.20

故障者リスト入りすることになったビューラー。今季は苦戦が続いている。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地時間6月19日、ウォーカー・ビューラーが右股関節炎症により15日間の負傷者リスト(IL)入りとなったことを発表した。前日の18日には敵地でのコロラド・ロッキーズ戦で先発したものの、2本塁打を浴びるなど7失点と打ち込まれ、4回まででマウンドを降りていた。

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 右肘手術から2シーズンぶりの復帰を果たしたビューラーだったが、再び戦列を離れた。過去2度の二桁勝利の実績を持つ右腕には今季、先発陣の一角としての期待が寄せられていたが、ここまで8度の登板で1勝4敗と調子が上向かないまま、当面はコンディション調整に努めることになる。

 また、今季は復活が見込まれていたビューラーのここまでのパフォーマンスや、故障者が相次いでいるドジャース投手陣の現状には、米国内メディアも複雑な思いを浮かべているようだ。

 スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』では6月19日、ビューラーのロッキーズ戦での投球や今季の内容について論じる特集記事を配信している。その中では、「コロラド・ロッキーズ戦の先発は、おそらく今シーズン最悪の出来だった」と評しており、続けて「クアーズ・フィールドはどんな投手にとっても悪夢だが、ビューラーのような投手にとって7失点は多すぎる」と主張している。

 その上で同メディアは、「今シーズン、ビューラーは8試合に登板し、防御率5.84とリーグ平均を大きく上回っている。完全に健康だった最後のシーズンにサイ・ヤング候補だった人物から見たくない結果だ」として、16勝を挙げた2021年シーズンの成績に触れながら、現在の低調ぶりを指摘する。

 さらに、先発陣の顔触れについても言及。「ビューラーの苦戦を除いても、ドジャースの先発ローテーションはかなり奇妙な状態にある」と綴っており、白星を重ねるタイラー・グラスノー、ギャビン・ストーンらの活躍を称える一方で、「今のローテーションの多くは怪我をしている」として、IL入りとなった山本由伸、戦列復帰を果たしたばかりであるボビー・ミラー、さらに夏場の公式戦復帰が見込まれているクレイトン・カーショーなどの名前を挙げている。

 山本、ビューラーと、立て続けのIL入りという緊急事態に見舞われたドジャース先発陣。長期離脱となれば、夏場の戦いにおける台所事情はさらに厳しさを増すことになるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部



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