日本人スラッガーの勢いが止まらない
現地6月20日、敵地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、初回の第1打席に先制ソロホームランとなる21号弾を叩き込んだ。3打数1安打1打点2四球と活躍し、大谷の先頭打者弾で勢い付いたチームは計3本のアーチを浴びせ、5対3の勝利につなげた。
【動画】大谷翔平が先頭打者アーチ!リーグトップに立つ21号ソロ弾!
敵地クアーズ・フィールドに2試合ぶりの快音が響いた。大谷は相手左腕タイ・ブラックが投じた甘いシンカーを見逃さず、豪快に強振した。高々と舞い上がった打球は、ぐんぐん加速してセンター方向に伸びていく。中堅ブレントン・ドイルが必死にジャンプしたがわずかに届かず、ボールはフェンスを越えた。
大谷の幸先の良い先制アーチで波に乗ったドジャースは3回に2点を加点すると、4回には2番のウィル・スミスが11号ソロ、続くフレディ・フリーマンにも11号ソロが飛び出す2者連続本塁打でロッキーズをさらに突き放して、試合を決定づけた。
ドジャースの役者が揃ってド派手な花火を打ち上げたシーンには、現地記者も驚嘆している。同球団のあらゆる情報を発信している専門メディア『DodgerBlue』の編集長マシュー・モレノ氏は、「ドジャースは今季5度目となる2者連続ホームランをぶち込んだ」と快勝したロッキーズ戦をリポートした。同氏によると、5回のうち3回は大谷とフリーマンでのコンビ。そして、残り2回はフリーマンとスミスのアベック弾だと伝えた。
破壊力あるドジャース打線には、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する敏腕記者も驚きを隠せない。米専門メディア『Just Baseball』でコラムを執筆しているパトリック・ライオンズ氏は4回の2者連発シーンを取り上げ、「タイ・ブラックはショウヘイ・オオタニを空振り三振に仕留めて2アウトまでこぎつけたが、そのあとウィル・スミスとフレディ・フリーマンに連続本塁打を浴びた。ロサンゼルスのラインナップは緩んでいない」と、息つく暇もない強力打線に脱帽した。
不動の1番だったムーキー・ベッツが左手を骨折、開幕から好調だったマックス・マンシーも右腹痛で負傷者リスト入りするなど、主力の戦線離脱が相次ぐなか全員野球で不在の穴をカバーする踏ん張りどころの戦いを続けているドジャース。なかでも、直近5試合で21打数10安打4本塁打9打点と大爆発している大谷の活躍は顕著であり、ロッキーズとの4連戦に限れば打率.381、2本塁打、7打点、6得点、長打率.810、出塁率.458、OPS1.268と軒並みハイアベレージを叩き出している。
1番に抜てきされてからチームの貴重な得点源であることが、数字にも明確に表れている。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「大谷翔平は止められない存在だ」衝撃の初回“21号先頭打者アーチ”に米記者驚嘆「信じられない」
現地6月20日、敵地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、初回の第1打席に先制ソロホームランとなる21号弾を叩き込んだ。3打数1安打1打点2四球と活躍し、大谷の先頭打者弾で勢い付いたチームは計3本のアーチを浴びせ、5対3の勝利につなげた。
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敵地クアーズ・フィールドに2試合ぶりの快音が響いた。大谷は相手左腕タイ・ブラックが投じた甘いシンカーを見逃さず、豪快に強振した。高々と舞い上がった打球は、ぐんぐん加速してセンター方向に伸びていく。中堅ブレントン・ドイルが必死にジャンプしたがわずかに届かず、ボールはフェンスを越えた。
大谷の幸先の良い先制アーチで波に乗ったドジャースは3回に2点を加点すると、4回には2番のウィル・スミスが11号ソロ、続くフレディ・フリーマンにも11号ソロが飛び出す2者連続本塁打でロッキーズをさらに突き放して、試合を決定づけた。
ドジャースの役者が揃ってド派手な花火を打ち上げたシーンには、現地記者も驚嘆している。同球団のあらゆる情報を発信している専門メディア『DodgerBlue』の編集長マシュー・モレノ氏は、「ドジャースは今季5度目となる2者連続ホームランをぶち込んだ」と快勝したロッキーズ戦をリポートした。同氏によると、5回のうち3回は大谷とフリーマンでのコンビ。そして、残り2回はフリーマンとスミスのアベック弾だと伝えた。
破壊力あるドジャース打線には、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する敏腕記者も驚きを隠せない。米専門メディア『Just Baseball』でコラムを執筆しているパトリック・ライオンズ氏は4回の2者連発シーンを取り上げ、「タイ・ブラックはショウヘイ・オオタニを空振り三振に仕留めて2アウトまでこぎつけたが、そのあとウィル・スミスとフレディ・フリーマンに連続本塁打を浴びた。ロサンゼルスのラインナップは緩んでいない」と、息つく暇もない強力打線に脱帽した。
不動の1番だったムーキー・ベッツが左手を骨折、開幕から好調だったマックス・マンシーも右腹痛で負傷者リスト入りするなど、主力の戦線離脱が相次ぐなか全員野球で不在の穴をカバーする踏ん張りどころの戦いを続けているドジャース。なかでも、直近5試合で21打数10安打4本塁打9打点と大爆発している大谷の活躍は顕著であり、ロッキーズとの4連戦に限れば打率.381、2本塁打、7打点、6得点、長打率.810、出塁率.458、OPS1.268と軒並みハイアベレージを叩き出している。
1番に抜てきされてからチームの貴重な得点源であることが、数字にも明確に表れている。
構成●THE DIGEST編集部
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