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トラウト、レンドーンに回復の兆しも...エ軍の現状を悲観する現地メディアは「トレードで放出した方がいい」と断言

THE DIGEST編集部

2024.06.27

4月の時点では、まだ健康体だったレンドーン(左)とトラウト(右)のふたりだが……。(C) Getty Images

4月の時点では、まだ健康体だったレンドーン(左)とトラウト(右)のふたりだが……。(C) Getty Images

 シーズン序盤の負傷により、戦列を離れているロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウト、アンソニー・レンドーンの近況が伝えられている。

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 米メディア『CLUTCHPOINTS』では現地時間6月26日、「2人の最新情報は良い内容だ」と報じており、それぞれの動向について語ったロン・ワシントン監督のコメントも掲載している。

 同メディアによると、ワシントン監督の意向としてレンドーンが今週末、実戦でマイナーの投手を相手に打席に立つ可能性があると明かし、またトラウトの回復状況についても同監督が「彼がフィールドで何かをしているのを見れば、(グラウンドでの練習再開が)そう遠くないことがわかる」と復帰へ向けた調整への見込みを語ったという。

 トラウトは左膝半月板を、レンドーンは左ハムストリングを痛めたことにより、それぞれ4月下旬から欠場が続いている。ようやく復帰への兆しがみえてきたと伝える同メディアのトピックだが、その中では現在、借金が二桁に上っているチームの現状を踏まえ、「彼らの負け越し記録とトラウトとレンドーンの負傷により、ショウヘイ・オオタニの喪失を少しも和らげられてはいない」と綴っており、昨年オフにロサンゼルス・ドジャースに移った大谷翔平不在となったチーム状況にも言及している。

 さらに、「両ベテラン選手とも、大きな怪我に見舞われることが珍しくない」などと、トラウトとレンドーンが近年、長期欠場を繰り返していると指摘。

 また、レンドーンに関しては、エンジェルス加入以降、新型コロナウイルスの影響で短縮となった2020年以外、出場試合数が半数以下であるなどと強調しながら、「レンドーンは現時点では、エンジェルスで大活躍することはもう期待されていない。彼は常に怪我をしており、チームへのコミットメントが不確かだと思わせるようなことを平気で口にする」と説いている。

 同メディアは、「エンジェルスはトラウトとレンドーンが可能な限り早く復帰したとしても、彼らがシーズンを好転させる確率は限りなく低い」と今後を見通している他、「32勝46敗(6月26日現在)では、テイラー・ウォード、タイラー・アンダーソン、ルイス・レンヒーフォ、ウィリー・カルフーン、カルロス・エステベス、そしてトラウトのようなベテラン選手をトレードで放出した方がいい」と断じている。

 トラウト、レンドーンが少しずつ復帰へ向かっているとしながらも、やはりチームの先行きは決して明るいものではないようだ。両ベテランの動向とともに、エンジェルスがこの先、どのようにシーズンを送っていくのか、大いに気になるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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