現地６月29日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦し、延長戦の末に14対７で勝利を収めた。大谷翔平は「１番・DH」でスタメン出場し、４打数１安打１打点、２四球、１本塁打だった。
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　初回の第１打席はジャイアンツ先発エリック・ミラーが投じた７球目のスライダーを空振りして三振に打ち取られるが、１死走者なしの場面で迎えた３回の第２打席は、６球目のスライダーを捉え、バックスクリーンに叩き込んだ。打球は飛距離412フィート（約125.5メートル）、打球角度35度を計測。今季26号となるソロホームランは、２試合ぶりの一発となった。

　さらに４回の２死一、三塁で迎えた第３打席はカウント３-１から四球で出塁。６回、２死走者なしの第４打席では相手４番手テーラー・ロジャーズが投じたシンカーを捉えたがレフトフライに倒れた。

　９回、無死走者なしで迎えた第５打席は右腕カミロ・ドバルのスライダーに手を出して空振り三振。先頭で回ってきた第６打席は申告敬遠で終わった。この日はソロホームラン１本だけに終わったが、２四球を選んでチャンスメイクに徹するなど打率を.321とし、リーグ首位打者をキープしている。
  　ドジャースの先発タイラー・グラスノーは立ち上がりに左二塁打を打たれ、１死三塁のピンチの場面で３番エリオト・ラモスにライトへの犠牲フライであっさり先制点を許す。制球に苦しむ３回は３連打を浴びるなど、５失点の乱調。被安打７、２四球、１奪三振と低調な内容で３回を投げ切ったところで降板した。

　試合は６対６の同点のまま、無死二塁から始まるタイブレークの延長戦に突入した。11回にまで及ぶ接戦となったが、ドジャースは大谷の申告敬遠をきっかけに打線がつながり、一挙７得点を上げてジャイアンツを突き放し勝負あり。両軍合わせて29安打が乱れ飛んだ乱打戦を制した。

構成●THE DIGEST編集部

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