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土壇場で約2か月半ぶりの同点3号2ラン…吉田正尚の“起死回生弾”に米記者熱狂! 「流れを変えた」「最も衝撃的な本塁打のひとつ」

THE DIGEST編集部

2024.07.06

9回2死から同点2ラン本塁打を放った吉田。(C)Getty Images

 土壇場で大仕事をやってのけた。

 現地7月5日、ボストン・レッドソックスの吉田正尚は、敵地ニューヨーク・ヤンキース戦に「7番・指名打者」としてスタメン出場すると、1対3の9回2死から同点3号2ランを放ち、チームの逆転勝利に大きく貢献。本塁打をマークするのは、現地4月20日以来のピッツバーグ・パイレーツ戦以来、約2か月半ぶりだ。

【動画】9回2死、フルカウントから生まれた吉田正尚の劇的同点2ラン!

 第3打席までは、空振り三振、中飛、中飛といいところがなかった吉田。しかし、9回2死二塁の第4打席で3番手右腕クレイ・ホームズと対峙すると、わずか2球で追い込まれながらもフルカウントまで粘り、8球目に投じられた内角低めのシンカーを強振。これが右翼スタンドに飛び込む値千金の同点2ランとなった。

 打球速度103.3マイル(約166.2キロ)、飛距離405フィート(約123メートル)の劇的アーチには、SNS上でも反響が続々。MLB公式サイトでレッドソックス番を務めるイアン・ブラウン記者は、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「あと一球で負けというところから、ヨシダの同点2ランが流れを変えた」と称賛している。
 
 さらに地元放送局『NBC Sports Boston』のスティーブ・ペロー記者は、レッドソックスの逆転勝利を受け、「勢いが止まらない。どうにか金曜日の試合にも勝った」と試合結果を速報。土壇場で吉田が放った起死回生の一発に関しては、「私が記憶しているなかで最も衝撃的な本塁打のひとつだ」と興奮気味に反応していた。

 同地区のライバルを相手に競り勝ち、現地6月30日から続く連勝を「5」に伸ばしているレッドソックス。これで貯金は今季最多の「9」だ。

構成●THE DIGEST編集部

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