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直近7試合で29打席15三振の大ブレーキ…打撃急降下の大谷翔平に米記者から心配の声。大振りに注文も「責任は彼自身にある」

THE DIGEST編集部

2024.07.06

大谷はメジャー移籍後、自己ワーストの6打席連続三振を喫した。(C)Getty Images

大谷はメジャー移籍後、自己ワーストの6打席連続三振を喫した。(C)Getty Images

 スーパースターに大異変だ。

 現地7月5日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は本拠地でのミルウォーキー・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3三振を含む5打数無安打と元気なし。チームはウィル・スミスが3本のアーチを放つなど8対5で逆転勝ちを収めたが、大谷は前日から自己ワーストとなる6打席連続三振を記録した。

 この日、30歳の誕生日を迎えた大谷。初回は地元ファンから大きな拍手で迎えられながら、打席に入った。偉才は積極的にスイングしていったが、低めのスライダーに手が出て空振り。先頭で迎えた3回の第2打席はボールと判断して見送った3球がいずれもストライクと判定される微妙な判定で見逃し三振に倒れると、ドジャー・スタジアムの観衆は球審に激しいブーイングを浴びせた。

 4回2死一塁での第3打席も高めのボールにバットが空を斬り、これで3打席連続三振。快音がまったく出ない背番号17に球場からはため息が漏れた。第4打席は左直、5度目の打席は8回1死一、二塁の好機だったが、ボテボテの一ゴロに終わった。

 大谷は現地4日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦の第2打席から6打席連続三振となり、メジャー移籍後では自己ワーストを更新。ちなみに、12打席連続無安打も今季自己ワースト記録である。
 
 日本人スラッガーの異変には、地元記者からも心配の声が上がっている。米紙『Los Angeles Times』のドジャース担当であるマイク・ディジョバンナ氏は「ドジャースの強力打者であるショウヘイ・オオタニは4回を93マイル(約149.6キロ)のシンカーで空振り三振。彼はここ7試合、29打席で15三振を記録している」と報告。あまりの三振の多さを気に掛けている。

 同じくドジャース担当である米カリフォルニア州の日刊紙『Orange County Register』のビル・プランケット氏は第3打席の大振りに首をひねった。「この一打の責任はオオタニ自身にある。彼は高めの速球に思わず手を出し、この夜3つ目の三振を喫した」と記し、ミゲル・バルガスの2ランで点差を1点に詰めながら打線の流れを止めてしまった日本人スターのスイングに注文をつけた。

 直近3試合は12打数1安打(7三振)と大ブレーキの大谷。6月は打率.293、12本塁打、24打点、OPS1.110と驚異的なスタッツを叩き出していただけに、打撃急降下は気がかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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