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「カブスの特別なリストに載る」球団史に残る快挙となった今永昇太の球宴出場に米メディア賛辞「チームはイマナガにスター性を見出した」

THE DIGEST編集部

2024.07.11

オールスターに出場する今永。(C) Getty Images

オールスターに出場する今永。(C) Getty Images

 ルーキー左腕がまたも快挙達成だ。

 シカゴ・カブスの今永昇太がオールスターゲームのメンバー選出が現地時間7月7日に発表された。メジャーデビューからここまで先発ローテーションの一角を担い、7勝2敗、防御率3.16(いずれも7月10日現在)と堂々たる成績を残したことにより、新人ながらも球宴出場という栄誉が与えられることとなった。

【動画】オールスター選出の今永がチームメイトの笑いを誘うコメント!
 苦戦が続くカブスの中で奮闘を続ける今永の選出には、米国内メディアからの賛辞が止まない。スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』では、7月8日に配信された今永の特集記事において、「シカゴ・カブスはプレーオフ争いに残るのに苦戦しているが、ショウタ・イマナガにスター性を見出したことは間違いない。彼は自身の努力により、カブスのフランチャイズ史に残る特別なリストに載ることになった」と称賛の言葉を並べている。

 さらに、「オールスターに選出されたことで、イマナガはサム・ジョーンズ(1955年)に続き、シカゴの新人投手としてこの栄誉を獲得した選手となった。また、1958年に新人投手ルールが初めて制定されて以来、オールスターに選出された初のカブスの新人投手となった」と説明し、球団史上における偉業であると強調している。

 また、「彼はチームと4年総額5300万ドルの契約を結んで以来、シカゴの先発陣にとって予想外の幸運をもたらした」と今季の活躍を振り返る一方で、「しかし、イマナガの成功はチームの他のメンバーには波及していない」として、ここまで低迷が続くチーム成績に言及。この夏カブスが「売り手」に回ることを決断し、先発投手陣の顔ぶれが変わることもあり得ると見通している。

 それでも同メディアは、「トレード期限に何が起ころうとも、イマナガがローテーションのエースであることに変わりはない。そして、今年のオールスターゲームには、カブスを代表して堂々と出場することだろう」として、背番号18の今後に期待を寄せた。

「チームは2029年まで彼が先発陣の希望であり続けてくれることを期待している」と同メディアが見解を示す通り、今永は長くカブスの一員としてプレーすることが求められている。その実力はもちろん、ファンにも高い人気を誇り、チームの「顔」としても存在感を高めている今永。球宴の舞台でも、多くのスタープレーヤーと同様、スタンドからの大歓声が送られるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】今永昇太の今シーズン投球ハイライト
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