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「クソみたいな負け方」9回5点差を追いつかれて大逆転負けのドジャースに米記者酷評の嵐「今シーズン最悪だ」

THE DIGEST編集部

2024.07.14

大谷は29号ソロを放つなど2安打2打点の活躍だったが、チームは悪夢のサヨナラ負けを喫した。(C)Getty Images

 悪夢の大逆転負けに批判が集まっている。

 現地7月13日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でデトロイト・タイガースと対戦し、9回に5点差を追いつかれ、延長10回にサヨナラ2ラン本塁打を浴びて逆転負けを喫した。「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平は第3打席に今季29号ソロを放ち日本人初のメジャー通算200号に到達するなど、4打数2安打2打点1盗塁の活躍を見せたが勝利には結びつかなかった。

 まさかの展開だった。9対4とドジャースが5点リードして迎えた9回裏、この回から登板した右腕リッキー・バナスコが1アウトも取れず3連打を許し、たった8球で点差が3点に縮まった。なおも無死二塁で、デーブ・ロバーツ監督は慌てて守護神のエバン・フィリップスを投入し、逃げ切りを図った。同投手は2死まで奪ったが、カーソン・ケリーに左前適時打、続くコルト・キースに右越え2ランを浴びると、ガクッと膝を落とした。あと1アウトの所で手痛い一発を食らい、試合は土壇場で振り出しに戻った。

 延長戦は無死二塁からスタートするタイブレークで始まる。ドジャースは10回表、好調な大谷が申告敬遠で塁に出るなど1死満塁と勝ち越しのチャンスだったが、フレディ・フリーマンが併殺に打ち取られて無得点に終わった。その裏、逆転ムードの流れを7番手ヨハン・ラミレスが止められず、ジョバンニ・ウルシェラに劇的な左越え2ランを打たれて、ジ・エンド。5点のリードを守れず、勝ちゲームを落とした。
 
 ア・リーグ中地区4位に低迷するチーム相手に屈辱のサヨナラ負けを喫した常勝軍団に米記者からは辛辣な意見が寄せられている。ドジャースやNBAのレイカーズなど、ロサンゼルスを本拠地に置くチームの番記者を務める米カリフォルニア州の放送局『NBC Los Angeles』のマイケル・J・ドゥアルテ氏は「クソみたいな負け方だ」と吐き捨てた。

 米ポッドキャストのアナリストを務めるマイク・ガブリエル氏は自身のX(旧ツイッター)に「首位のクリーブランド・ガーディアンズと13ゲーム差をつけられているタイガースの方が、ドジャースよりずっと勝負強そうだ」と呟き、一挙5点を挙げた9回の猛攻を称えた。

 IBWAA(全米インターネット野球記者協会)のメンバーでもある敏腕記者のクリス・カメロ氏は「Wow…」とため息から始まり、「おそらく今シーズン、最も最悪な敗戦だ。あと1アウトの所で、バナスコとフィリップスが連携して無残な負け方をした」とロバーツ監督の采配を酷評すると、最後に「もうたくさんだ」とつけ加えて、信じられない結果に肩を落とした。

 なお、大谷は初回の第1打席で右翼線への三塁打を放てば、5回の第3打席は右翼ポール際に飛び込む今季29号ソロ。さらに8回の第5打席は四球で出塁すると、すかさず今季23個目の盗塁をマークするなど2安打2打点3得点に絡み、ひとり気を吐いた。

構成●THE DIGEST編集部

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