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「まったく違う投手のように見えた」ドジャース相手に好投の前田健太を地元紙が称賛「スプリッターがキレキレだった」

THE DIGEST編集部

2024.07.15

ドジャース戦に3番手として登板した前田。大谷に内野安打を打たれたものの、3回2/3を投げて5奪三振、無失点と抜群の投球を披露した。(C)Getty Images

 現地7月14日、デトロイト・タイガースの前田健太がロサンゼルス・ドジャース戦の4回から登板し、3回2/3を無失点に抑える好投を見せた。

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 4回からマウンドに上がった前田は、ドジャースの5番アンディ・パヘスを三ゴロに、6番ミゲル・ロハスを見逃し三振に、7番ギャビン・ラックスを中飛に打ち取った。5回には8番クリス・テイラー、9番ジェームズ・アウトマンを連続三振に仕留めると、1番の大谷翔平には遊撃強襲安打を打たれたものの、大谷の盗塁死で3つ目のアウトを取った。

 6回には2番のウィル・スミスを遊ゴロに、3番フレディ・フリーマンと4番テオスカー・ヘルナンデスを連続空振り三振。7回も先頭のパヘスを二飛、続くラックスを遊ゴロに抑えて降板。3回2/3、55球、被安打1、5奪三振、無失点と抜群の内容を見せた。大谷に対して今季自己最速となる94.1マイル(約151.4キロ)をマークするなど、調子の良さを窺わせている。

 地元紙『The Detroit News』は前田の好投を絶賛。「過去2回の先発で15失点を喫した時とは、まったく違う投手のように見えた。すべての球速が上がり、スプリッターの動きはキレキレだった」と報じた。
 
 前田本人は、好投の要因について「短いイニングになると分かっていたからではない。調子が悪かった時は、投球の形や変化に集中しすぎていた。きょうはただ思い切り投げることと、腕をフルに使うことに集中した。それがスピードと鋭さにつながった」と振り返った。

 大谷との対戦については、「特別な瞬間でした。素晴らしい打者なので、彼と対戦するのは楽しかった。2死で走者もいない理想的な状況でしたし、彼のおかげで94マイルを出すことができた」と語った。

 同紙は、「マエダはオオタニに内野安打を許しただけで、5奪三振を記録した。コメリカ・パークに集まった3万5159人の大観衆から盛大な拍手を受けてマウンドを降りた」と、あらためて前田の仕事ぶりを称えていた。

構成●THE DIGEST編集部

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