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「PS進出へ戦略を変更すべきだ」山本由伸の負傷者リスト15日→60日移行に米懸念「間違いなく調子は落ちているだろう」

THE DIGEST編集部

2024.07.16

15日の負傷者リスト入りから、60日へと移行された山本由。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは7月14日、山本由伸が60日間の負傷者リスト(IL)へ移行したことを発表した。6月15日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発登板し、2回で緊急降板した後、右肩腱板損傷と診断され15日間のIL入りとなり、ここまで調整を続けていたものの、今回の発表により復帰時期が8月以降になることが確実となった。

 ドジャースはここまで故障者が相次いでおり、もちろんこの一報はネガティブなニュースとして米国内で報じられている。スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』では、「ドジャースのエースに関して悪いニュースが飛び込んできた」などと伝えた。

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 その中では、「ヤマモトを60日間の負障者リストに入れる動きは、ドジャースのデイブ・ロバーツ監督の金曜日のコメントを考えると、少し奇妙に思える」と綴っており、その上でロバーツ監督が山本について「60フィートの距離で2回キャッチボールをし、7月13日にもキャッチボールをする予定だ。痛みもない。だから彼は良い状態だ」と語っていたコメントを掲載。

 続けて同メディアは、「ヤマモトは良い状況ではないようだ。この投手は少なくともあと1か月は戦列から外れることになり、ドジャースの勢いは完全に失われる」と見通している。

 また、「ドジャースのファンは、彼が今シーズンも投球できることを切望している。彼の存在は、ローテーションにすぐに大きな厚みを加えるからだ」として、6勝をマークした離脱前までの活躍も評する一方で、「ヤマモトがドジャースで最後に登板したのは6月15日。少なくとも8月までは欠場するため、夏の終わりに復帰する頃には、この投手は間違いなく調子が落ちているだろう」と予想。

 さらに、山本を含め、大型契約でスター選手を相次いで獲得し今季を迎えた経緯を振り返っており、「ロサンゼルスは、オフシーズンの契約に多額の資金を費やしたため、今シーズンのワールドシリーズ出場に多大なプレッシャーをかけられている。ヤマモトが負傷したことで、チームの成功の可能性は確実に低下している。ロサンゼルスは、ポストシーズンで上位進出を果たすために戦略を変更しなければならない」などと論じている。

 山本の離脱が予想以上に長引くこととなり、ドジャースにとっては大きな痛手であることは間違いない。そして、台所事情が厳しくなる夏場の戦いを戦い抜く中で、日本人右腕の不在は今後、どのような影響を及ぼすのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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