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ドジャースがポストシーズン見据え“現役最高左腕”を獲得か、オリオールズとの“入札合戦”になる可能性も

THE DIGEST編集部

2024.07.17

ドジャースが獲得を狙っているとされるタイガースのエース、スクーバル。(C)Getty Images

 大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースが先発投手の補強のため、オールスターでも登板したデトロイト・タイガーズのエース、タリク・スクーバルを獲得する可能性が出てきたとの海外報道が現地7月16日にあった。

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 複数メディアが報じた今回の移籍の噂。スポーツ専門メディア『Sports Illustrated』はドジャースが打撃面、とりわけベンチのパフォーマンスが良くなく、補強が必要であることに加え、先発投手陣も山本由伸のIL延長で来月以降の復帰となるなど故障者多発、パフォーマンス不足も相まってドジャースの"一丁目一番地"は先発陣の補強であると指摘している。

 同メディアは、タイガース球団社長スコット・ハリス氏はスクーバルをチーム再建の柱に据えることを希望しているが、それに応える"インパクトヒッター"がいないことがエース放出の道を捨てきれない要因の1つだとした。

 そしてもう1つの要因がドジャースから受け取るアセットがどれほど魅力的かという点。スクーバルはストライクゾーンの球でバッターのスイング&ミスを誘うことができる数少ない選手であり、ポストシーズンに向けて先発投手が不足している同地区首位のボルティモア・オリオールズやドジャースなどのタイトルコンテンダーには重宝されるタイプの選手だ。タイガース視点ではスクーバルの価値が上昇しており、売り手有利な状況でエースを放出し、対価としてより良いプロスペクトをより多く獲得することが大切だという。

 ドジャースは即戦力獲得のために本来必要な対価以上の犠牲、戦力として機能している選手の放出が求められる可能性もあるため、慎重な判断が必要。また、同じくスクーバル獲得が噂されているオリオールズに比べてトレード要員が不足しているという。しかし大谷らスター選手の全盛期を無駄にしないよう万全の態勢でポストシーズンに臨むことも必要かもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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