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MLB

シカゴの“英雄”「マイケル・ジョーダンのようになりたい」今永昇太の球宴入場曲に米ファン喝采「カブスは君を完全に受け入れている」

THE DIGEST編集部

2024.07.17

1年目で球宴出場を果たし、1イニングを三者凡退に抑えた今永。(C)Getty Images

1年目で球宴出場を果たし、1イニングを三者凡退に抑えた今永。(C)Getty Images

 現地7月16日、MLBオールスターがテキサス・レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで開催され、ア・リーグが5対3でナ・リーグに勝利した。日本人選手はロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平と、シカゴ・カブスの今永昇太が出場。両者とも選出にふさわしい活躍を見せた。

【動画】1イニングを三者凡退に抑えた今永の好投をチェック!

 まずは大谷だ。3回の先頭打者、9番ジュリクソン・プロファー(サンディエゴ・パドレス)が右前打、1番のケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)が内野安打で無死一、二塁。この場面で打席に立ったのが「2番・DH」で先発出場した大谷だった。

 ア・リーグ3番手タナー・ハウクと対峙した大谷は、カウント2ー0からの3球目をフルスイング。打球は時速103.7マイル(約166.9キロ)、飛距離400フィート(約122メートル)を計測する米オールスター第1号先制3ランとなった。

 今永も負けてはいない。ナ・リーグの4番手として4回のマウンドに上がると、7番ブラディミール・ゲレーロJr.を二ゴロに打ち取り、8番アドリ―・ラッチマンを空振り三振に仕留めた。続く9番マーカス・セミエン(レンジャーズ)を左飛と、好打者を相手に三者凡退に抑えている。

 球宴で話題となったのが、今永の入場曲だ。日頃カブスで使用している「Chelsea Dagger」ではなく、球宴用として「Be Like Mike」を選んだのだ。シカゴの地元紙『Chicago Sun-Times』によると、「Be Like Mike」は、NBAシカゴ・ブルズの伝説的英雄でバスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンが1991年に出演した飲料水のCMで使われたもの。また、コーヒーショップで注文する際に使用する自身のアメリカンネーム“マイク”も掛け、晴れの舞台で本拠地シカゴを強烈にアピールした。
 
 今永は、「もちろん、マイク(ジョーダン)のようになりたいです。彼はとても素晴らしく、そこに到達するには多くの努力をしないといけない。できれば、そうなった時にシカゴの人々やファンが、私を受け入れてくれるといいですね」と語った。

 これに対して同紙は、「カブスのファンはもう完全に受け入れているよ。ファンが心配しているのはチームの成績であって、今夜はイマナガがすべてだった」と記載。今永のシカゴに対する愛情を全力で受け止めた。

 米ファンも「オールスターでシカゴの雰囲気を漂わせた」「マイク・イマナガが大好き」「街とファンはマイク2世を受け入れている。謙虚で楽しく、素晴らしい投手だ」「とっくに受け入れているぞ!」「カブスで1番好きな選手だ」「特別な選手でしかない」「どっぷりハマっているのに、また好きになってしまった」「いいね、本当にクールだ」など、今永に対する愛情を表現していた。

構成●THE DIGEST編集部

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