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鈴木誠也の通訳“電撃解雇”、カブス指揮官が理由説明「セイヤの周りに良いサポート体制ができている」「何も変わることはない」

THE DIGEST編集部

2024.07.20

7月18日に鈴木誠也の通訳を務めていた松下氏(右)が解雇となった。(C)Getty Images

 現地7月19日、メジャーリーグのレギュラーシーズン後半戦がスタートし、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、本拠地リグリー・フィールドで行なわれたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「3番・右翼」としてスタメン出場。3打数無安打、2四球で8試合ぶりのノーヒットに終わり、打率は.267、OPSは.809となっている。

【動画】鈴木誠也とマイク・トラウトの会話も松下氏が通訳していた

 前日には、約2年半にわたって通訳を務めていた松下登威氏が球団から"電撃解雇"された。米スポーツ専門サイト『The Athletic』によれば今後、ビデオコーディネーターなどを務める正本尚人氏、今永昇太のエドウィン・スタンベリー通訳が鈴木をサポートしていくようだが、シーズン中の異例の決断にSNS上では、動揺の声が大きい。

 地元紙『Chicago Tribune』のポール・サリバン記者が掲載したコラムによれば、カブスのクレイグ・カウンセル監督は試合前、鈴木の通訳解雇について、「トウイがいなくてもいい方向に進めると判断した」と短く理由を説明。「セイヤの周りには、かなり良いサポート体制ができている。何も変わることはない」と続けていたという。
 
 これを受けてサリバン記者は、「長い目で見れば、スズキに新鮮な空気が必要だと感じたのかもしれない」と記述。残りのシーズンに向けては、「コディ・ベリンジャーが左手中指の骨折でリハビリ生活を送っているため、特にラインナップが不完全になりそうな終盤戦では、スズキの重要性がさらに増すだろう」と分析していた。

 なお、ダイヤモンドバックスとの後半初戦は、カブスが2対5と敗北。47勝52敗でナ・リーグ中地区の最下位に沈んでいるが、はたして今後の戦いで巻き返しを図れるか。昨季、夏場から調子を上げていった鈴木の活躍に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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