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大谷翔平のエンツー、フリーマンの満塁弾を呼び込んだのは、左翼手バルガスのビッグプレー? 守備時に左飛から一塁走者併殺→先頭打者として四球出塁

THE DIGEST編集部

2024.07.20

落球したバルガスだったが、次の回の守備でビッグプレーを見せた。(C)Getty Images

 現地7月19日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でボストン・レッドソックスと対戦して4対1で勝利。オールスターブレイクを挟んで3試合ぶりの白星を挙げた。

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 0ー1と1点のビハインドで迎えた8回裏のドジャースの攻撃。1死一塁から「1番・DH」の大谷翔平が、左翼線ギリギリに打球を落とすエンタイトル二塁打を放って1死二、三塁とした。

 2番のウィル・スミスが申告敬遠となり、満塁で打席に入ったのは3番フレディ・フリーマン。レッドソックスの3番手左腕ブレナン・バーナディーノが投じた2球目の変化球をとらえると、打球は一直線に右翼フェンスを超える満塁本塁打となった。

 ドジャースにいい流れをもたらしたのは、「8番・左翼手」で出場したミゲル・バルガスかもしれない。

 バルガスは7回表の守備で飛球をグラブに当てながら落球。スタンドでウェーブが起こる騒然とした雰囲気のなか、中堅手アンディ・パヘスとともに手を挙げて落下地点に入り、結果的にバルガスが落球してしまった(記録は打者の安打)。

 しかし、8回表の守備でバルガスがビッグプレーをやってのけた。
 
 1死一塁の場面でラファエル・デバースの浅い飛球を捕球。すぐさま一塁に送球して併殺を取ったのだ。二度の牽制があったため、スタートを切っていた(三度目の牽制はボークになる)一塁走者のタイラー・オニールは帰塁したが、間に合わなかった。際どいタイミングでレッドソックスはチェレンジを要求したものの、判定は覆らなかった。

 このプレーにドジャースベンチは大盛り上がり。大谷は腕を突き上げてガッツポーズし、戻ってきたバルガスをハイタッチで迎えた。

 そしてドジャースが大谷の二塁打、フリーマンの満塁弾で逆転した8回裏の攻撃は、先頭のバルガスがフルカウントから四球を選んでから始まった。ミスを挽回したバルガスの攻守と選球が、ドジャースの逆転勝利につながった。

構成●THE DIGEST編集部

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