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米敏腕記者が「ドジャースの補強候補として興味深いのは菊池雄星だ」とド軍メディア番組で発言「大谷翔平とチームメイトになるかもしれない」

THE DIGEST編集部

2024.07.21

先発陣の層を厚くしたいドジャース。米メディアは補強候補として(左から)フラハティ、菊池、クローシェイの名前を挙げている。(C)Getty Images

 先発陣に故障者が相次いでいるロサンゼルス・ドジャースが、現地7月30日のトレード期限までに投手を補強するかもしれない。米放送局『ESPN』のバスター・オルニー記者ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』の公式YouTube番組に出演し、「2人の先発投手を獲得するとみられる」と語った。

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 補強候補のひとり目が、デトロイト・タイガースの右腕ジャック・フラハティだ。「フラハティはロサンゼルスのバーバンク出身。地元出身の投手をドジャースは検討するかもしれない。彼が使える投手だということは、誰もが知っている」

 フラハティはタイガースと1400万ドル(約22億円)の1年契約を結んでいる。現地7月19日時点で7勝5敗、防御率は3.13を記録。さらに『Dodgers Nation』は、「5種類の球種を得意とし、目玉はフォーシーム(44パーセント)、スライダー(31パーセント)。カーブ(18パーセント)をたまに使い、チェンジアップ(3パーセント)とシンカー(2パーセント)をまれに混ぜていく」と評した。

 オルニー記者が2人目に挙げたのが、トロント・ブルージェイズの菊池雄星だった。

「私にとって興味深い名前がキクチだ。ブルージェイズは最近、"今シーズン終了後にFAになる我々の選手は全員、トレード期限前に入手可能になる"と、他の球団に話している。キクチは素晴らしいシーズンを送っているし、サウスポーの点も魅力的だ」
 
 このコメントを受けて『Dodgers Nation』は、「LAの先発ローテーションに健康な左投手は、ジェームズ・パクストンしかいない。ローテーションにサウスポーを加えることができれば、厚みと多様化が図れる」と、菊池の獲得を期待した。

 ドジャースには大谷翔平が所属しているが、オルニー記者は、「昨オフにオオタニがブルージェイズに行くのではと言われていた。もしかしたらドジャースで2人がチームメイトになるかもしれない」とも話していた。

 ドジャース先発陣は、ウォーカー・ビューラー、タイラー・グラスノー、山本由伸、クレイトン・カーショウが故障者リストに入っており、ボビー・ミラーはマイナーリーグに戻った。この状況で、ドジャースはシカゴ・ホワイトソックスのギャレット・クローシェイにも興味を示していると報じられている。

 はたしてドジャースはトレード期限までにどのような補強を行なうのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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