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大谷翔平がメジャー全30球団制覇となる38号ソロ弾&2盗塁の活躍も、ド軍打線は4安打2得点で手痛い完敗

THE DIGEST編集部

2024.08.18

大谷は5回に今季38本目のホームランを放った。(C) Getty Images

 獅子奮迅の活躍も、勝利は遠かった。

 現地8月17日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が敵地でのセントルイス・カーディナルス戦に「1番・指名打者」で先発出場。5回に4試合ぶりとなる38号ソロホームランを放ち、この一発でメジャー全30球団制覇を達成した。3打数1安打1打点2盗塁の活躍だったがチームの勝利にはつながらず、2対5で敗れた。

 大谷は初回、フルカウントからの6球目に自打球を足に当ててヒヤリとさせたが、8球目を見逃して四球。次打者ムーキー・ベッツの打席で二盗を成功させ、盗塁数を今季36個に積み上げた。ベッツの左飛で三塁にタッチアップすると、続く3番フレディ・フリーマンが中前適時打を放ち、大谷がホームイン。偉才の足が先制点につながるも、直後にドジャース先発ボビー・ミラーがあっという間にカーディナルスに追い付かれてしまう。

 大谷は先頭で迎えた3回の第2打席は2ストライクから4球目のワンバウンドしたナックルカーブにバットが出てハーフスイング。主審に三振コールをとられたが、相手捕手が三塁側へボールをこぼすと、瞬時に一塁へ走り出して振り逃げで出塁。すると1アウト後、大谷は3番フリーマンの打席でこの日2個目の二盗を決め、盗塁数を「37」に伸ばした。

 ここまで足で魅せていた大谷は、今度はバットで見せる。2点ビハインドの5回2死走者なしの第3打席、カウント1-1からナックルカーブにやや泳がされながらバットで拾うと、打球は低い弾道で右翼スタンドに一直線。打球速度111.9マイル(約180.0キロ)を計測し、相手ブルペンにボールが飛び込んだ。ブッシュ・スタジアムでは初の本塁打となり、これで28球場目を記録した。
 
 大谷の一発で反撃の狼煙を上げたかと思われたが、先発ミラーがメイシン・ウィンに11号ソロを献上。再び点差を2点に広げられてしまう。

 ドジャース打線も相手先発ニール・パランテを攻略できず、7回まで4安打2得点と打線がつながらず、投打が嚙み合わない。8、9回は相手リリーフ陣に完全に抑え込まれてノーヒット。成す術なく、手痛い完敗を喫した。

構成●THE DIGEST編集部

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