現地８月17日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でセントルイス・カーディナルスと対戦し、２対５で逆転負けを喫した。「１番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は４試合ぶりとなる38号ソロホームランを放ち、３打数１安打１打点２盗塁の活躍もチームは２対５で敗北。勝利には結びつかなかった。

　３回までに２盗塁を決め、今季の盗塁数を37に伸ばしていた大谷。２点ビハインドで迎えた５回表にはバットで見せた。相手先発ニール・パランテのナックルカーブをうまく捉えると打球速度111.9マイル（約180.1キロ）、ボールは打球角度21度の低い弾道で右翼スタンドに飛び込んだ。
  　スーパースターの４試合ぶりの快音には地元記者も唸り声を上げている。ドジャース専門メディア『DodgersNation』の番記者を担うノア・カムラス氏は「ショウヘイ・オオタニが今季38本目のホームラン。バットから111.9マイルを叩き出し、飛距離は384フィート（約117.0メートル）を計測した。彼はあらゆる能力を少しずつ解放している」と綴り、この試合前まで17打数１安打、１四球と精彩を欠いていた大谷の復調を感じ取った。

　他にも、米メディア『The Athletic』のドジャース担当、ファビアン・アルダヤ氏は「今夜を含めて、ショウヘイ・オオタニは８月に11安打を放っている。そのうち６本が柵越えだ」と報告。２年連続の40本塁打超えはもう時間の問題だと強調。日本人メジャー初の「40本塁打－40盗塁」の達成も現実味を帯びてきた。

　大谷は打率.291、38本塁打、37盗塁、OPS.990となり、ナ・リーグ本塁打王争いでは２位のマーセル・オズーナ（アトランタ・ブレーブス）との差を２本に広げている。

構成●THE DIGEST編集部

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