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「イマナガは十分な投球を見せた」ソロ本塁打の1点で敗戦投手となった今永昇太、MLB公式は好投を高く評価! 指揮官も「攻撃面で結果を出せなかった」

THE DIGEST編集部

2024.08.20

ブルージェイズ戦で好投を見せた今永だったが…。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの今永昇太が現地時間8月18日、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦で今季23度目となる先発マウンドに登った。同カードでのチーム3連勝が懸かる登板となった今永は、5回を投げて被安打4、6奪三振と好投するも、2回に許したソロ本塁打が決勝点となり、カブスが0-1で敗れた。今永は敗戦投手となり、今季3敗目が記録されている。

 2回表、ブルージェイズ打線から簡単に2アウトを取った後、8番打者のジョーイ・ロペルフィドと対峙した今永は、2-1からの4球目のストレートをライトスタンドに運ばれた。この打席では、すべてのボールが高めに投じられており、左打者のロペルフィドが速球を思い切りよく振り抜いたことで値千金の一打が生まれた。

 今永にとっては早い回での痛い一発となったものの、5イニングを投げて失点はこの1点のみ。また3人の救援陣もブルージェイズ打線を無失点に抑えている。だが、カブスの打撃陣がこの日は沈黙。先発の長身右腕、ボーデン・フランシスをはじめとする相手投手陣に4安打に抑えられ、最後まで得点を奪えずに試合を終えた。

 今永は打線の援護に恵まれず、またも勝利数を二桁に乗せることができなかった。ゲーム終了後には、メジャー公式サイト『MLB.com』でもこの試合をレポートしており、日本人左腕が許した「痛恨の一打」を振り返っている。
 
 同メディアは、「風の強いリグレー・フィールドで、カブスはトロントに0-1で敗れた。シリーズは勝ち越したものの、長期的な連勝にはつなげることはできなかった。左腕のショウタ・イマナガは十分な投球を見せたが、1本のホームランが決勝打となり、シカゴは今シーズンMLB最多となる26度目の1点差負けを喫した」と報じた。

 また、カブスのクレイグ・カウンセル監督のコメントも掲載。3連勝を逃したこの試合の結果について、「投手陣は良い仕事をしたが、すべての局面が重要だ。連勝するためには、投打で結果を出さなければならない。今日は攻撃面で結果を出せなかった」として、自軍を評している。

 連勝を伸ばせなかったカブスは、ワイルドカード争いで3位のアトランタ・ブレーブスとの差も5.5ゲームに広がっている。一日の休養を挟み、引き続き本拠地での戦いとなるデトロイト・タイガースとの3連戦での巻き返しに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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