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MLB

ア軍移籍後、菊池雄星が登板するとチームは4戦4勝! 「別人の投手のようだ」「最も厳しい批評家さえも発言を撤回し始めている」米メディアが高評価

THE DIGEST編集部

2024.08.21

アストロズに移籍後、4試合の先発登板で2勝を挙げている菊池。(C)Getty Images

アストロズに移籍後、4試合の先発登板で2勝を挙げている菊池。(C)Getty Images

 菊池雄星への賛辞が止まらない。現地7月29日にトロント・ブルージェイズからヒューストン・アストロズに移籍した菊池は、新天地で4度登板して2勝。勝敗がつかなかった残り2試合も、チームは勝利している。

【動画】8月2日に菊池が見せた圧巻の8者連続三振をチェック!

 移籍後初先発となった8月2日のタンパベイ・レイズ戦では5回2/3を投げて2失点。勝ち星はつかなかったが、チームは3対2で勝利した。続く8月7日のテキサス・レンジャーズ戦と8月13日のレイズ戦で勝利投手になると、8月19日のボストン・レッドソックス戦では5回2/3で3失点したものの、チームはサヨナラ勝ちを収めている。

 この結果を受けて米メディア『FanSided』は、「キクチとの契約は、予想以上にアストロズにとっていい結果となった。キクチを獲得して有望3選手を放出したトレードに対する批判は、正当な理由で終わりを迎えた。最も厳しい批評家さえも発言を撤回し始めている」と、菊池の活躍とフロントの判断を評価した。

 アストロズは菊池を獲得するために、23歳の右腕ジェイク・ブロス、26歳の内野手ウィル・ワグナー、25歳の外野手ジョーイ・ロペルフィドの有望3選手をブルージェイズに差し出した。
 
 トレード発表時には、「ヒューストンにとって、キクチを獲得したことが悪いわけではない。いい素質を持っているし、イニングもカバーできる。ローテーション投手を探していたチームにとって条件に当てはまる投手だ。ただ、放出した3選手が有望株過ぎる。そんなに出す必要があったのか。フロントは何を考えているんだ? もしかしたら球団史上最悪の取引として記憶されるかもしれない」と、アストロズ専門メディア『Climbing Tal's Hill』が嘆いたほどだった。

 それでも『FanSided』は、「キクチがレンタル選手ということを考慮すれば、アストロズは高い代償を支払ったかもしれない。しかし、キクチが好投することこそが、アストロズにとって重要なのだ。もしワールドシリーズ優勝に貢献すれば、誰を放出したなんて気にならなくなる。これまでのところ、キクチが有意義な貢献をしている」と、結果をもたらしている菊池の好投に目を向けた。

 さらに、「キクチのこれまでの活躍から判断すれば、トレードを決断したフロントの評価が確実に高まる。プレーオフでもキクチが結果を出してチームを助けるようなら、フロントは称賛される」とも記した。

 ア・リーグ東地区で最下位のブルージェイズから、同西地区で首位を走るアストロズに移籍した菊池には、大きな注目が集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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