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“スラッガー”大谷翔平の活躍を阻むのは“投手”大谷翔平か...「500HRクラブ」入りの筆頭候補ではないと米メディア

THE DIGEST編集部

2024.08.21

現地8月20日時点でMLB通算210本塁打を放っている大谷。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地8月20日時点で今季長打率.613、39本塁打を放っており、盗塁38と合わせて「40-40」が間近に迫っているなど、打者専念のシーズンを好成績で過ごしている。一方で二刀流を復活させるのであれば、将来にわたってスラッガーであり続けることは難しいかもしれない。

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 米大手スポーツメディア『FOX Sports』は現地8月19日、これまで28人のみが達成している通算500本塁打、いわゆる「500HRクラブ」に名を連ねる見込みのある現役MLB選手18人を紹介。一番期待できる「おそらく可能」の分類には先週MLB史上最少の打席数で300HRに到達したアーロン・ジャッジ(301HR/32歳/ニューヨーク・ヤンキース)や332HRのブライス・ハーパー(31歳/フィラデルフィア・フィリーズ)が続き、194HRのフアン・ソト(25歳/ヤンキース)、155HRのブラディミール・ゲレーロJr.(25歳/トロント・ブルージェイズ)らリーグを代表する若手スラッガーが入った。

 直近4年連続で30本塁打以上を放ち、今季もすでに39HRを記録している大谷は意外にも「おそらく可能」に入れず。その原因が健康状態にあると同メディアは指摘する。大谷が入れられたのは「健康状態が許せば」という1つ下のカテゴリー。他には昨季までの同僚マイク・トラウト(378HR/33歳/ロサンゼルス・エンゼルス)やジャンカルロ・スタントン(422HR/34歳/ヤンキース)と近年故障がちのシーズンを送っている両選手が入っている。

 大谷は怪我歴と二刀流の責任が無ければ「おそらく可能」に分類されていたという。大谷が投球と打撃を両方続ける限り、耐久性は常に疑問視され、「500HRクラブ」に近づくためには、今後7年間でフィールドに留まり、平均40本塁打を打つ必要があるが、それは「危険」だと続けた。

 昨年に右肘の手術を終え、現在キャッチボールができるまでに回復している大谷。本塁打が全てではないが、二刀流で長期にわたって健康体を維持するのは難しいというのが現地メディアの意見であり、投手復帰がどのような形で結果に表われるのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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