今季、歴史的なシーズンを送っているのは「日本人スター」だけではない。
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が史上最速で「40本塁打・40盗塁」を達成し、大いに盛り上がりをみせているMLB。一方、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジもア・リーグ本塁打、打点部門トップを独走するなど、その驚異的なバッティングでファンを沸かせている。8月26日のコロラド・ロッキーズ戦でホームラン2本を放ち、今季の本塁打数を51にまで伸ばした。8月中にして自身3度目となる50本超えを果たすなど、こちらもハイペースでの量産を続けている。
【動画】間近で目撃した同僚も「マジかよ!」 ジャッジ、驚異のHR強奪シーン 地区優勝も争うヤンキースの主軸として、存分に打棒を奮っているジャッジに対し、チームの地元メディア『New York Magazine』もここまでの活躍に賛辞を惜しまない。8月28日に配信となった特集記事において、「2024年は、球場に行って野球史上最も才能ある打者を観戦することが可能だ」として、ジャッジのパフォーマンスを評している。
同メディアは、大学卒業後でのプロ入り、20代半ばでメジャーデビューを果たしたことで、生涯通算記録では往年の名プレーヤーに届かないと見通しているものの、「今現在のジャッジのプレーを楽しもう。彼は過去にフィールドに立った誰よりも素晴らしい成績を残してきた。想像を絶する速さでボールを打ち砕く姿を楽しんでほしい。水曜日の時点ですでに51本、シーズン63本塁打を打つペースだ」と強調する。
さらに、「ジャッジがみせているのは、どのスポーツでもめったに目撃されることのない天才的な運動能力だ。歴史的なペースで本塁打を放ちながら、あらゆる世代の最高のコンタクトヒッターのように、シングルとダブルを打ちまくる」と打者としてのスキルを絶賛。他にも、「彼の打席は、それ自体が独立したイベントであり、何万人ものファンが歓声を上げ、そして息を呑む。まるで交響楽団が演奏を始める前の瞬間のようだ」などと論じている。
また、ジャッジを称える言葉を並べるとともに、メジャーデビューからの8シーズンにおいて、未だワールドシリーズの舞台に立っていない点にも言及。「ファンは、この殿堂入りが確実視される輝かしいキャリアが、チャンピオンシップなしで終わってしまう可能性に対して、特に怒りを感じている」として、続けて「もし今年の秋もヤンキースが勝てなかったとしても、それはジャッジのせいではないだろう」と主張している。
その上で同メディアは、「彼はヤンキースにリーグ平均のセカンドや、適任のファーストを与えることもできない。1人の神が野球の世界を自分の思い通りに作り上げることはできないのだ。しかし、その神のプレーを見ていること自体が、まさに至福の瞬間なのだ」と説き、トピックを結んでいる。
現在まで残してきている輝かしい功績から、もはや“神”の領域にも位置付けられているアーロン・ジャッジ。現代のMLBを彩るスーパースターの1人として、今後もそのバットで数えきれないほどのファンを魅了していく。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ジャッジ、シーズン51本目のホームラン!
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が史上最速で「40本塁打・40盗塁」を達成し、大いに盛り上がりをみせているMLB。一方、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジもア・リーグ本塁打、打点部門トップを独走するなど、その驚異的なバッティングでファンを沸かせている。8月26日のコロラド・ロッキーズ戦でホームラン2本を放ち、今季の本塁打数を51にまで伸ばした。8月中にして自身3度目となる50本超えを果たすなど、こちらもハイペースでの量産を続けている。
【動画】間近で目撃した同僚も「マジかよ!」 ジャッジ、驚異のHR強奪シーン 地区優勝も争うヤンキースの主軸として、存分に打棒を奮っているジャッジに対し、チームの地元メディア『New York Magazine』もここまでの活躍に賛辞を惜しまない。8月28日に配信となった特集記事において、「2024年は、球場に行って野球史上最も才能ある打者を観戦することが可能だ」として、ジャッジのパフォーマンスを評している。
同メディアは、大学卒業後でのプロ入り、20代半ばでメジャーデビューを果たしたことで、生涯通算記録では往年の名プレーヤーに届かないと見通しているものの、「今現在のジャッジのプレーを楽しもう。彼は過去にフィールドに立った誰よりも素晴らしい成績を残してきた。想像を絶する速さでボールを打ち砕く姿を楽しんでほしい。水曜日の時点ですでに51本、シーズン63本塁打を打つペースだ」と強調する。
さらに、「ジャッジがみせているのは、どのスポーツでもめったに目撃されることのない天才的な運動能力だ。歴史的なペースで本塁打を放ちながら、あらゆる世代の最高のコンタクトヒッターのように、シングルとダブルを打ちまくる」と打者としてのスキルを絶賛。他にも、「彼の打席は、それ自体が独立したイベントであり、何万人ものファンが歓声を上げ、そして息を呑む。まるで交響楽団が演奏を始める前の瞬間のようだ」などと論じている。
また、ジャッジを称える言葉を並べるとともに、メジャーデビューからの8シーズンにおいて、未だワールドシリーズの舞台に立っていない点にも言及。「ファンは、この殿堂入りが確実視される輝かしいキャリアが、チャンピオンシップなしで終わってしまう可能性に対して、特に怒りを感じている」として、続けて「もし今年の秋もヤンキースが勝てなかったとしても、それはジャッジのせいではないだろう」と主張している。
その上で同メディアは、「彼はヤンキースにリーグ平均のセカンドや、適任のファーストを与えることもできない。1人の神が野球の世界を自分の思い通りに作り上げることはできないのだ。しかし、その神のプレーを見ていること自体が、まさに至福の瞬間なのだ」と説き、トピックを結んでいる。
現在まで残してきている輝かしい功績から、もはや“神”の領域にも位置付けられているアーロン・ジャッジ。現代のMLBを彩るスーパースターの1人として、今後もそのバットで数えきれないほどのファンを魅了していく。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ジャッジ、シーズン51本目のホームラン!
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