ナ・リーグ西地区の首位攻防戦、ロサンゼルス・ドジャース対アリゾナ・ダイヤモンドバックスが現地８月31日、チェイス・フィールドで行なわれ、敵地に乗り込んだドジャースが８対６で競り勝った。ドジャースの大谷翔平は44号ソロを含む５打数１安打２打点で勝利に貢献したが、初回からの激しい撃ち合いを現地メディアも興奮気味に伝えている。

【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介！ 貴重なショートカット時代も 　MLB公式サイト『MLB.com』は「ライバル関係が激化！混沌としたファーストイニングで両チームが火花を散らす」と題し、「今季のMLBでおそらく最もエキサイティングな初回でスタートした」と、その攻防の模様を伝えた。まず先攻のドジャースはビッグ３が驚愕の“揃い踏み”。ダイヤモンドバックス先発のメリル・ケリーに対し、先頭打者の大谷がセンター左へ420フィート（約128.0メートル）の特大アーチを打ち込むと、続くムーキー・ベッツ、さらにはフレディ・フリーマンが柵越えと、球団史上初の初回３者連続ホームランで３対０とリードを奪う。

　同地区２位のダイヤモンドバックスもすぐさま反撃だ。ドジャース先発ギャビン・ストーンから１番のコービン・キャロルが放った大飛球は、センターフェンスに直撃。ボールが転々とする間にキャロルが生還してランニングホームランとなった。

　これを受けて、MLB公式サイト記者のサラ・ラングス氏は自身のX（旧ツイッター）を更新。「キャロル!! 14.32秒！ホーム・トゥ・ホームの記録としては2015年にスタットキャストの追跡が始まって以来、７番目に速い記録だ」と興奮気味に速報している。この１点で勢いづいたダイヤモンドバックスはストーンに対して、さらに集中打を浴びせ一挙４点を奪い、逆転に成功した。

　試合はその後、２回にドジャースが再逆転に成功するも、３回に粘るダイヤモンドバックスが同点に。さらに両者１点ずつを取り合い、６-６で迎えた９回にドジャースはトミー・エドマンの２点タイムリーで勝負にケリをつけた。ドジャースはダイヤモンドバックスに連勝し、ゲーム差を「６」に広げている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ドジャースBIG３の３者連続アーチとキャロルのランニングHR