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残り26試合で高まる「50-50」実現へ。2戦連発44号アーチでド軍をけん引する大谷翔平の“神々しい”後ろ姿に米ぞっこん「偉大な背中」「クールだ」

THE DIGEST編集部

2024.09.01

今季5本目となる先頭打者弾で44本塁打に達した大谷。打線爆発の口火を切った。(C) Getty Images

 スーパースターの勢いが止まらない。

 現地8月31日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で、初回に先頭打者ホームランを放ち、昨シーズンのア・リーグ本塁打王に輝いた44本に並んだ。前日にはメジャー史上初の「43本塁打-43盗塁」を記録したばかり。異例のハイスタッツに日米は連日興奮に包まれている。

 大谷の一発が衝撃の口火を切った。「1番・指名打者」で先発出場した大谷はフルカウントから甘く入った8球目を捉えると、打球はセンターに弾き返され、バックスクリーン横のスタンドに着弾。プレイボール直後のソロホームランに球場は騒然とした。さらにムーキー・ベッツが左翼スタンド、フレディ・フリーマンが右中間席に運ぶソロ弾が飛び出し、ドジャースがいきなり3点を先制。MVPトリオの3者連続ホームランに敵地チェイス・フィールドは歓声が溢れた。

 日本人スターの一発が呼び水となり、ドジャース打線は爆発。16安打8得点を叩き出し、チームは逆転勝利で4連勝。リーグ西地区2位ライバルとの直接対決でカード連勝を収め、ゲーム差を6に広げた。
 
 試合後にはMLB公式サイト『MLB.com』のSNSが試合のスコアを伝える写真に大谷の背番号17を映した後ろ姿を投稿。文面には「ショウヘイ・オオタニが今シーズン44本目のホームランを打ち、ドジャースはナショナル・リーグ西地区の重要な一戦に勝利した」と綴り、日本人スターのバットが勝利に導いたことを伝えた。

 背中でチームをけん引するような、リーダーシップたる写真には米ファンを中心に感嘆の声が続出。「偉大なプレーヤーの背中だ」「彼は我々を約束の地へと導いてくれる」「ショウヘイは素晴らしい仕事をした」「殿堂入りの準備はできている」「クールな男は背中で語る」など、称賛するコメントが寄せられている。

 この1勝で82勝54敗とし、シーズン勝ち越しが決定したドジャース。大谷自身にとってロサンゼルス・エンジェルス時代には味わえなかった「ヒリヒリした9月」が現実味を帯びており、個人記録でも前人未到の「45-45」、さらに残り26試合で「50-50」なるか期待が膨らむ。

構成●THE DIGEST編集部

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【画像】「偉大な背中」「クールな男」ド軍を勝利に導いた44号先頭打者弾。大谷翔平の後ろ姿を捉えた神々しいカット