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エンジェルスの若き剛腕ベン・ジョイスが“三振球”史上最速の169.8キロを記録、大谷翔平の凱旋試合で衝撃的な速球を披露

THE DIGEST編集部

2024.09.04

169.8キロを記録したジョイス。(C)Getty Images

169.8キロを記録したジョイス。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャース対ロサンゼルス・エンジェルスの通称「フリーウェイ・シリーズ」が現地9月3日に行なわれ、延長戦にもつれる試合をドジャースが6ー2で勝利した。大谷翔平の凱旋試合として注目が集まった一戦は両軍投手の好投が光る場面が随所で見られたが、ひときわ輝きを放っていたのがエンジェルスのベン・ジョイスだ。

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 ドジャースは先発のウォーカー・ビューラーが5回5安打6奪三振2四球、2失点を記録。その後は5人がそれぞれ1イニングずつをノーヒットで抑えた。対するエンジェルスは先発リード・デトマーズが6回10奪三振2四球、2失点のクオリティスタート。10回表にロアンシー・コントレラスが4失点を喫したものの概ね好パフォーマンスを見せた。

 9回に登板したジョイスは4番テオスカー・ヘルナンデスに対してシンカーを使いながらライトフライに仕留めると、続くウィル・スミスには全球フォーシームで空振り三振を奪う。そしてトミー・エドマンにもスライダーを使いながら空振り三振。会心の投球にジョイスからも思わず笑みがこぼれた。

 このエドマンを三振に仕留めたフォーシームが時速105.5マイル(時速約169.8キロ)を記録。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、この一球は2008年から始まったピッチトラッキング導入以降で最も速い三振球だといい、全体で見てもアロルディス・チャップマン(ピッツバーグ・パイレーツ)がデビューイヤーの2010年に記録した105.8マイル(約170.3キロ)、16年の105.7マイル(約170.1キロ)に次ぐ史上3番目だという。

 大学時代にも105.5マイルを叩き出したことがあり、メジャーデビューを果たした昨季からもその自慢の速球を披露してきたジョイス。今月17日に24歳になる剛腕には前人未到の106マイル(約170.6キロ)はもちろん、それ以上の記録にも期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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