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大谷翔平vsジャッジ、どっちの方が歴史的なシーズンか? MLB公式の識者がアンケート回答「50-50達成は素晴らしい功績として語られるだろう」

THE DIGEST編集部

2024.09.08

本塁打王レースでナ・リーグトップの大谷(左)とア・リーグトップのジャッジ(右)。ともに異次元のパフォーマンスをみせている。(C) Getty Images

 現地9月7日、MLB公式サイトは、「より歴史的なシーズンを送っているのはどっち?」と題した特集記事を配信。同サイトの識者9人がこのテーマでそれぞれロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジを比較しており、アンケートの結果、5対4で大谷票がジャッジ票を上回っている。

 打者専念の今季も大谷が快進撃を見せてきたのは、周知の通りだ。ここまで139試合に出場し、打率.289、45本塁打、100打点、160安打、46盗塁、OPS.986というハイアベレージを記録。現地6日のクリーブランド・ガーディアンズ戦では、メジャー史上初の「45-45」に到達し、いよいよ「50-50」達成も視界に入ってきた。

 まず"大谷派"のジェイソン・カタニア記者は、「オオタニの本塁打や盗塁に対する毎晩の賑わいは、ヤンキースの主将が60本塁打以上を狙うよりスリリングでドラマチックで楽しい!」と主張。「もし50-50が達成されれば、私たちが2024年を振り返ったとき、素晴らしい個人の功績としてそれが語られるだろう」と綴っている。

 その一方で、ジャッジに票を投じたウィル・リーチ記者は、牽制回数の制限、ベースサイズの拡大など、近年のルール改変による走者有利の傾向を前置きしつつ、「ショウヘイはここ数年、簡単になったと誰もが合意するような分野で優秀だ。しかし、簡単になっていないのは何か? それは打撃だ! とんでもなく難しい!」と指摘した。

 また、アンソニー・カストロビンス記者は、「これらのルールに助けられているのは確かだ」としながらも、「リーグ全体の盗塁率は、1992年の方が高かった。つまりオオタニの貢献は無視できない」と大谷に一票。「50-50」挑戦を高く評価し、「どちらも並外れたシーズンだが、定義上オオタニの方が歴史的だ」と強調している。

 これらの他にも記事内でさまざまな意見が飛び交った大谷vsジャッジの"どっちがすごいか論争"。この議論は、今後も過熱の一途を辿ることになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平の「45-45」達成となる豪快ソロアーチ!
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