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MLB

13勝目の今永昇太「調子が良くなかった。山本投手の投球が僕を引っ張ってくれた」大谷翔平との対決は「運が味方してくれた」

THE DIGEST編集部

2024.09.11

ドジャース戦で13勝目を挙げたカブスの今永。(C)Getty Images

ドジャース戦で13勝目を挙げたカブスの今永。(C)Getty Images

 現地9月10日のロサンゼルス・ドジャース戦に先発したシカゴ・カブスの今永昇太が13勝目を挙げた。3回と7回にドジャースの4番トミー・エドマンに、5回には7番マック・マンシーにそれぞれソロ本塁打を浴びたが、失点はその3点のみ。7回89球、4奪三振で勝ち投手となった。

【動画】今永昇太vs大谷翔平の全打席をチェック!

 今永は試合後、「同じ選手にホームランを2度打たれてしまった。マンシー選手のホームランは正直、何の根拠もない真っすぐだったので、そこは自分の情けなさですね」と語った。

 大谷翔平を遊飛、一併殺、右飛と3打席凡退に抑えた点については、「勝負の世界は紙一重なので、あれ(第3打席の右飛)がホームランなのかアウトなのかは、その時の運。きょうは少しだけ運が味方してくれました」と振り返った。

 これで今永は現地8月24日のマイアミ・マーリンズ戦から4連勝となった。好調の要因は、「自分につく勝利をまったく気にせず、チームにつく勝利を気にする。そのメンタルの持ち方がうまくいっている」と語っている。
 
 実は試合前には調子が良くなかったという。「正直、試合前あまり調子が良くなかった。きょうの山本(由伸)投手のピッチングを見て、このままじゃチームが劣勢に追い込まれるなと思った。3失点してしまったが、彼の投球が僕を引っ張ってくれた」と、山本の約3か月ぶりの復帰登板が刺激になったと明かした。

 ドジャース戦では大谷、山本、カブスの鈴木誠也と、日本人4選手が先発した。「日本ではなく、アメリカの地で対戦するところに意味がある」とこの一戦を称し、「日本で視聴された方々、ありがとうございました」と感謝した。

 次の登板については、「勝った時に反省するのが一番の幸せなので、きょうの反省をしっかり次に生かして怪我なくシーズンを過ごしたい」と抱負を口にした。

構成●THE DIGEST編集部

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