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「日本人はみな上品だね」大谷翔平と今永昇太の敬意を込めたやり取りに米感動「偉大さは偉大さを認める」

THE DIGEST編集部

2024.09.11

3度対戦した両者だが、今永が大谷をノーヒットに抑え込んだ。(C) Getty Images

 2組の日本人対決が注目されたロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブスの一戦が現地9月10日、ドジャー・スタジアムで行なわれ、6対3でカブスが逆転勝利を収めた。ドジャース・山本由伸、カブス・今永昇太の両先発投手が好投。今永に今季13勝目がついたが、初回の第1打席で相まみえた大谷翔平とのやり取りが現地メディア・ファンの反響を呼んでいる。

【動画】大谷翔平vs今永昇太、両雄が敬意を込めて挨拶をかわす
 約3か月ぶりの登板となった山本が、初回に三者連続三振と絶好の立ち上がりをみせた直後のドジャースの攻撃。先頭の大谷が打席に入ると、マウンド上の今永に向けて笑顔でヘルメットを取る仕草をみせる。すると、今永もこれに応じるように帽子を軽く上げて頷いてみせた。

 この二人のやり取りを現地メディアも注目。米メディア『Clutch Points』は、「ドジャースの大谷翔平とカブスの今永昇太が感動の瞬間を共有した」とのタイトルで速報。「野球史上最高の日本人選手のふたり、大谷と今永が1回裏に対峙。大谷は同胞の彼に向って微笑みヘルメットを傾けた。今永もそれに応えて帽子を傾けて微笑み返した」「ふたりはクールな瞬間を過ごした」と描写している。

 またシカゴメディアの『Marquee Sports Network』も公式X(旧ツイッター)で動画とともに「ショウヘイからショウタへ敬意を表す」と綴り、同シーンに注目している。この場面をチェックしたフォロワーからもコメントが続々。「このやり取りだけで胸がいっぱいすぎる」「エモすぎる」「胸熱すぎる」などと日本人ファンの声が寄せられたほか、「野球には感動的な瞬間がたくさんあるが、これは本当に素晴らしい瞬間のひとつ」「日本人はみな上品だね」「偉大さは偉大さを認める」などとアメリカをはじめとする海外ファンからも多くのコメントが寄せられた。

 今永は大谷を3打席ノーヒットに抑え込むなど、7回3失点と好投。1-3と2点ビハインドのカブスが8回に鈴木誠也の2点タイムリーで同点に追いつくと、この回に一挙5点を奪い6対3と逆転に成功し、今永に勝ち星をつけた。一方の山本も4回(59球)を投げ、8奪三振、1失点と復帰戦で健在ぶりをみせつけた。

構成●THE DIGEST編集部

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