途中加入の日本人左腕が絶好調だ。
現地9月13日、ヒューストン・アストロズの菊池雄星が敵地でロサンゼルス・エンジェルス戦に先発登板し、7回を投げて3安打3失点、6奪三振の粘投。チームが序盤に4得点を挙げ5対3で勝利を収めたため、菊池は移籍後負けなしの5連勝をマークし、今季9勝目(9敗)を飾った。
菊池は立ち上がり、2死からヒットでランナーを背負うが4番チャールズ・ルブランを見逃し三振に斬って取った。味方打線が4得点を奪い援護をもらったが3回裏に連続四球で無死一、二塁のピンチを招き、エンジェルスに2点を返される。
4回は簡単に2アウトを奪ったが、7番ミッキー・モニアックにソロホームランを打たれ1点差に迫られた。しかし5、6回と三者凡退に抑えて立て直すと、7回には一発を献上したモニアックをお返しとばかりにスライダーで空振り三振に仕留めるなど、3イニングを無失点に抑えて降板。中盤で踏ん張りゲームを作った日本人左腕が、勝利を呼び込んだ。
これで菊池が投げた試合は、すべて勝利という「不敗神話」を継続したアストロズ。左腕の存在感は、現地メディアの間でも大いに高まっている。アストロズ専門メディア『Astros Future』は、今季途中トレードで獲得した菊池の投球内容を記したうえで「アストロズはキクチが先発した試合で8勝0敗!」と報告。文末に「容赦ない」と付け加え、その快進撃を称えている。
また、2004年からアストロズのフィールドレポーターを務めているブライアン・マクタガート氏は「最初は疑問視されていたユウセイ・キクチのトレード加入は、アストロズにとって良い買い物であることを証明している」と絶賛。左腕の活躍に賛辞の言葉が止まなかった。
一方で、菊池を手放した古巣トロント・ブルージェイズの地元からは嘆きの声が漏れている。カナダ最大の日刊紙である『TORONTO STAR』は「アストロズは、金曜日の夜にエンジェルスを5対3で下し、通算5000勝目を挙げた。ユウセイ・キクチがまたもや好投し、7回を投げて3安打しか許さなかった」と、7月までブルージェイズのエースとして奮闘していた日本人左腕の躍動に注目した。
菊池はこの日の勝利で、2年連続2度目の二桁勝利にあと1勝とリーチをかけた。左腕は「今はすべてが順調にうまくいっているが、チームとしての目標はひとつ。それはワールドシリーズで優勝することだけです」とコメントを残し、2年ぶりの世界一を見据えている。
構成●THE DIGEST編集部
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現地9月13日、ヒューストン・アストロズの菊池雄星が敵地でロサンゼルス・エンジェルス戦に先発登板し、7回を投げて3安打3失点、6奪三振の粘投。チームが序盤に4得点を挙げ5対3で勝利を収めたため、菊池は移籍後負けなしの5連勝をマークし、今季9勝目(9敗)を飾った。
菊池は立ち上がり、2死からヒットでランナーを背負うが4番チャールズ・ルブランを見逃し三振に斬って取った。味方打線が4得点を奪い援護をもらったが3回裏に連続四球で無死一、二塁のピンチを招き、エンジェルスに2点を返される。
4回は簡単に2アウトを奪ったが、7番ミッキー・モニアックにソロホームランを打たれ1点差に迫られた。しかし5、6回と三者凡退に抑えて立て直すと、7回には一発を献上したモニアックをお返しとばかりにスライダーで空振り三振に仕留めるなど、3イニングを無失点に抑えて降板。中盤で踏ん張りゲームを作った日本人左腕が、勝利を呼び込んだ。
これで菊池が投げた試合は、すべて勝利という「不敗神話」を継続したアストロズ。左腕の存在感は、現地メディアの間でも大いに高まっている。アストロズ専門メディア『Astros Future』は、今季途中トレードで獲得した菊池の投球内容を記したうえで「アストロズはキクチが先発した試合で8勝0敗!」と報告。文末に「容赦ない」と付け加え、その快進撃を称えている。
また、2004年からアストロズのフィールドレポーターを務めているブライアン・マクタガート氏は「最初は疑問視されていたユウセイ・キクチのトレード加入は、アストロズにとって良い買い物であることを証明している」と絶賛。左腕の活躍に賛辞の言葉が止まなかった。
一方で、菊池を手放した古巣トロント・ブルージェイズの地元からは嘆きの声が漏れている。カナダ最大の日刊紙である『TORONTO STAR』は「アストロズは、金曜日の夜にエンジェルスを5対3で下し、通算5000勝目を挙げた。ユウセイ・キクチがまたもや好投し、7回を投げて3安打しか許さなかった」と、7月までブルージェイズのエースとして奮闘していた日本人左腕の躍動に注目した。
菊池はこの日の勝利で、2年連続2度目の二桁勝利にあと1勝とリーチをかけた。左腕は「今はすべてが順調にうまくいっているが、チームとしての目標はひとつ。それはワールドシリーズで優勝することだけです」とコメントを残し、2年ぶりの世界一を見据えている。
構成●THE DIGEST編集部
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