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「古い考え方かレガシーか」大谷翔平とリンドーアのMVP論争の焦点は? ド軍メディアは「オオタニのドジャース1年目は今後も語り継がれる」と主張

THE DIGEST編集部

2024.09.16

47本塁打、48盗塁と、MLB史上初の50ー50に向かっている大谷。(C)Getty Images

 米放送局『MLB Network』のキャスター、ブライアン・ケニー氏が、ナ・リーグのMVPを争うロサンゼルス・ドジャースのDH大谷翔平と、ニューヨーク・メッツの遊撃手フランシスコ・リンドーアの論争を番組で分析した。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が報じた。

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 ケニー氏は、「もちろん、ショウヘイ・オオタニが野球史上最高のオールラウンドプレーヤーだ。ただ、今年は投手ではなく、守備もしていない。ひねりが効いてるのは、典型的なパワーだけのDHではない点だ」と語った。

 今シーズンの大谷はDHとして、47本塁打に加えて、48盗塁を記録。MLB史上初の「50(本塁打)ー50(盗塁)」を達成すると見られている一方、MLBではこれまでDHの選手がMVPに輝いたことはなく、もし今シーズンの大谷がMVPとなれば、こちらも史上初の快挙となる。

 それでもケニー氏は、「オオタニは総合的に優れているが、今年の守備査定はゼロだ」として、DH専任選手がMVPを受賞できない従来の常識を当てはめた。
 
「攻撃の数値が目立つのは理解できるが、数日前に話したことをもう一度繰り返したい。高度な指標がなかった昔は、野球記者や試合を観戦するファンは守備の価値を知っている遊撃手に賞を与えることがあった。そんな昔ながらの考え方が戻ってきたようだ。万能の完璧な遊撃手がMVPになる可能性がある。そう主張をするのは十分に可能だろう」

 しかし、そうしたケニー氏の意見に同メディアが反発した。「MVP に関する会話ではレガシーについて議論することも重要だ。オオタニのドジャース1年目は、今後何年も語り継がれるだろう。リンドーアのシーズンについても同じことが言えるだろうか?」と主張した。

「古い考え方かレガシーか」。今シーズンのナ・リーグMVPはどのような結末になるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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