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「とても不思議な状況だ」大谷翔平のドジャース、対応策を巡り球団と選手が対立か? 「関係が冷え込んでいる可能性はゼロではない」

THE DIGEST編集部

2024.09.18

現地9月17日のマーリンズ戦で大谷が48号アーチを放ったものの、ドジャースは敗戦。そんななか地元メディアは球団と選手が対立している可能性を指摘した。(C)Getty Images

 現地9月17日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でマイアミ・マーリンズと対戦。大谷翔平は「1番・DH」で出場し、3回の第2打席で48号2ラン本塁打を放って成績を「48(本塁打)ー48(盗塁)」とし、「50ー50」までそれぞれ「2」に迫った。

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 しかし、ドジャースはマーリンズに9対11で敗戦。ナ・リーグ西地区で首位に立っているものの、9月に入って7勝8敗と負けが先行している状況だ。そんななか、8月の負傷者リスト入りから復帰を目指していたタイラー・グラスノーが、予定していた実戦形式の登板を回避。肘の捻挫と診断されたため今シーズン中の復帰は難しいと、9月14日にデーブ・ロバーツ監督が明かした。

 そして現在、グラスノーを巡って不思議な状況が続いているという。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は9月17日、「グラスノーは20日から本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれるコロラド・ロッキーズ戦からチームに合流する予定だが、現在は奇妙な状況になっている」と伝えた。

 肘の捻挫が明らかになったグラスノーは15日、遠征先のアトランタで"行方不明"になった。ロバーツ監督も当初は「飛行機に乗ったのは知っているが、どこに行ったのか分からない。チームには帯同していない」と語っていた。その後、「肘の検査を伴わない正当な離脱」と指揮官は説明し、何の騒動でもないことを強調した。
 
 それでも同メディアは、「とても不思議な状況だ。グラスノー本人が話をせずに姿を消したのは、何のプラスにもならない。突然の行方不明は怪我に関する対応策について、球団と選手との間で意見が対立している可能性がある。投手陣に負傷者が相次いでいるため、球団に不信感があるかもしれない」と、球団との間で不和が生じている可能性を指摘した。

 その理由として、「グラスノーが8月16日に初めて15日間の負傷者リストに入った時、球団は右肘腱炎と説明した。しかしグラスノー本人は"肘の状況は良く、負傷者リスト入りは必要ない"と球団の決定に不満を示した」と過去の事例を挙げ、今回も似たようなケースではないかと推測した。

「現在どこにいるのか、なぜ遠征先で突然チームから離脱したのかは、本人が説明しない限り永遠に分からない。過去の負傷歴や、今シーズン中の復帰が難しい回復力の遅れを踏まえれば、ドジャースとグラスノーの関係が冷え込んでいる可能性はゼロではない」

 レギュラーシーズンの最終盤に起こったエースの"失踪騒動"に、地元メディアは疑惑の目を向けている。

構成●THE DIGEST編集部

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