同僚からの賛辞が止まない。
現地9月19日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でマイアミ・マーリンズと対戦し、20対4で完勝。12年連続ポストシーズン進出を決めた。大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場し、3打席連続アーチを放つなど6打数6安打10打点と大暴れ。さらに2盗塁を決めて今季51盗塁とし、メジャー史上初の「50本塁打&50盗塁」をさらに更新する「51-51」に到達した。
2001年にショーン・グリーンが記録した球団のシーズン最多本塁打記録を一気に塗り替えた大谷。さらに、松井秀喜がニューヨーク・ヤンキース時代(05年)に記録した日本選手最多116打点を抜き、120打点で歴代トップに浮上した。
100年を超すメジャーリーグの歴史に新たな1ページを刻んだ日本人スラッガーへの称賛は途絶えることはない。MLB公式サイト『MLB.com』のファン・トリビオ氏は試合後、「異次元のオオタニ、6打数6安打で50-50クラブを作る」と銘打った記事を配信。MLB史上初の「50-50」の快挙を成し遂げた大谷に敬意を示すチームメイト、関係者のコメントを紹介している。
まず、MLB機構のコミッショナーを務めるロブ・マンフレッド氏は「50-50」達成を祝し、声明を発表。「ショウヘイ・オオタニは長年にわたり画期的な選手として活躍してきたが、メジャーリーグ史上初の50-50を成し遂げた今回の偉業は、彼のパワーとスピードという素晴らしい才能だけでなく、彼の人格、意欲、そして総合的な才能への努力を反映している。メジャーリーグを代表して、ショウヘイのこの目覚ましい偉業を祝福する。彼がMLBを新たな高みへと導き続けていることを誇りに思います」と述べている。
チームを指揮するデーブ・ロバーツ監督は「ベースボールは長い間存在してきた。これ以上才能のある選手、謙虚な選手はオオタニ以外にいない。これはメジャーリーグの勝利だ」と手放しで絶賛の言葉を贈った。
打順で大谷の次に控えるムーキー・ベッツは「今日のショウヘイは調子が良くて、素晴らしかったね。彼は『今日こそ成し遂げるんだ』と分かっていたんじゃないかな」と評し、1試合10打点を叩いた打棒には「本当に言葉を失ったよ」と吐露。あまりのパワフルさに、ただただ脱帽していた。
この試合で1安打2得点、3四球で勝利に貢献した二塁手のギャビン・ラックスは「彼は史上最高の野球選手に違いない。そうでなければならないよ」と興奮気味に語りながら、異次元のスタッツを刻み続ける大谷に羨望の眼差しを送る。
「本当に、ショウヘイはありえないよ。馬鹿げている。(3打席連続ホームランは)リトルリーグでも見たことがない。彼が史上最高レベルで、それをやっているのは信じられない。クレイジーだよ」
試合後のロッカールームではロバーツ監督をはじめ、同僚たちから次々に祝福と称賛の声をかけられた大谷。同監督の音頭で用意されたシャンパンで、チームのポストシーズン進出確定と自身の記録達成を乾杯した。
頼れる仲間たちとともに、自身が待ち焦がれた勝負の10月を偉才ははっきりと視界に捉えた。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「そんなのクソだ」“50-50”目前の大谷翔平への敬遠の勧めを“一蹴”した敵将に称賛の声「最高にクール」「ほとんどの監督が勝負を避けるだろう」
現地9月19日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でマイアミ・マーリンズと対戦し、20対4で完勝。12年連続ポストシーズン進出を決めた。大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場し、3打席連続アーチを放つなど6打数6安打10打点と大暴れ。さらに2盗塁を決めて今季51盗塁とし、メジャー史上初の「50本塁打&50盗塁」をさらに更新する「51-51」に到達した。
2001年にショーン・グリーンが記録した球団のシーズン最多本塁打記録を一気に塗り替えた大谷。さらに、松井秀喜がニューヨーク・ヤンキース時代(05年)に記録した日本選手最多116打点を抜き、120打点で歴代トップに浮上した。
100年を超すメジャーリーグの歴史に新たな1ページを刻んだ日本人スラッガーへの称賛は途絶えることはない。MLB公式サイト『MLB.com』のファン・トリビオ氏は試合後、「異次元のオオタニ、6打数6安打で50-50クラブを作る」と銘打った記事を配信。MLB史上初の「50-50」の快挙を成し遂げた大谷に敬意を示すチームメイト、関係者のコメントを紹介している。
まず、MLB機構のコミッショナーを務めるロブ・マンフレッド氏は「50-50」達成を祝し、声明を発表。「ショウヘイ・オオタニは長年にわたり画期的な選手として活躍してきたが、メジャーリーグ史上初の50-50を成し遂げた今回の偉業は、彼のパワーとスピードという素晴らしい才能だけでなく、彼の人格、意欲、そして総合的な才能への努力を反映している。メジャーリーグを代表して、ショウヘイのこの目覚ましい偉業を祝福する。彼がMLBを新たな高みへと導き続けていることを誇りに思います」と述べている。
チームを指揮するデーブ・ロバーツ監督は「ベースボールは長い間存在してきた。これ以上才能のある選手、謙虚な選手はオオタニ以外にいない。これはメジャーリーグの勝利だ」と手放しで絶賛の言葉を贈った。
打順で大谷の次に控えるムーキー・ベッツは「今日のショウヘイは調子が良くて、素晴らしかったね。彼は『今日こそ成し遂げるんだ』と分かっていたんじゃないかな」と評し、1試合10打点を叩いた打棒には「本当に言葉を失ったよ」と吐露。あまりのパワフルさに、ただただ脱帽していた。
この試合で1安打2得点、3四球で勝利に貢献した二塁手のギャビン・ラックスは「彼は史上最高の野球選手に違いない。そうでなければならないよ」と興奮気味に語りながら、異次元のスタッツを刻み続ける大谷に羨望の眼差しを送る。
「本当に、ショウヘイはありえないよ。馬鹿げている。(3打席連続ホームランは)リトルリーグでも見たことがない。彼が史上最高レベルで、それをやっているのは信じられない。クレイジーだよ」
試合後のロッカールームではロバーツ監督をはじめ、同僚たちから次々に祝福と称賛の声をかけられた大谷。同監督の音頭で用意されたシャンパンで、チームのポストシーズン進出確定と自身の記録達成を乾杯した。
頼れる仲間たちとともに、自身が待ち焦がれた勝負の10月を偉才ははっきりと視界に捉えた。
構成●THE DIGEST編集部
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