歓喜の瞬間をホームで決めた。
ロサンゼルス・ドジャースが現地9月26日、サンディエゴ・パドレスを7対2で撃破し、本拠地最終戦で3年連続22度目の地区優勝を決めた。1番・指名打者でスタメン出場した大谷翔平は2戦連続の決勝打を放つなど、3安打1打点と千両役者たる活躍ぶりだった。
メジャー7年目の悲願は自らのバットで引き寄せた。7回にチームが2対2の同点に追いつき、なおも1死一、二塁の好機で回ってきた場面で大谷はアウトコースのスライダーをライト前に引っ張る、勝ち越しのタイムリーヒットを打った。一塁ベースを駆け抜ける際には雄叫びを上げた大谷。相手の悪送球で二塁にまで到達したあと、昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準決勝メキシコ戦を彷彿とさせるような表情でベンチに向かって檄を飛ばし、チームを鼓舞した。
8回には快記録が生まれた。点差を5点に広げた直後、8回のマウンドには松井裕樹が登板。大谷は松井の2球目スライダーを打ち上げて左二塁打。追加点にはつながらなかったが、これがMLB史上19人目となるシーズン400塁打を達成した。
この場面に注目した『MLB.com』は速報記事のなかで、「ショウヘイ・オオタニによる馬鹿げたシーズンは、極めてとてつもない事態になり続けている」と激賞。続けて、「50-50クラブ(シーズン50本塁打、50盗塁)創設をすでに過去のものとしたオオタニは、シーズン400塁打達成という極めて限られたグループに加わった。もうひとつの仰天事項を自身のプロフィールに書き記した」と、その快挙を伝えた。
歓喜のシャンパンファイト後には、愛犬デコピンとともに真美子夫人もグラウンドに姿を見せ、一緒に記念撮影を行なった。同メディアのコール・ジェイコブソン記者は「オオタニの犬もナ・リーグ西地区優勝のお祝いに参加した」と即レポート。地元放送局『SportsNet LA』が大谷夫妻と愛犬の仲睦まじい姿を捉えた動画を共有しながら、異次元のシーズンを送るスーパースターを重ねて祝福した。
「今年はショウヘイ・オオタニにとって記念すべき年だったことは言うまでもない。MLB史上初の50-50シーズン。ドジャース選手初の50本塁打を打ち、MLBキャリア初のプレーオフ出場。2001年以来の通算400塁打。そして木曜日に3安打の活躍もあって、ついに公式戦でキャリア初のディビジョン優勝を成し遂げた。オオタニと妻のマミコ、そして愛犬デコピンがドジャー・スタジアムを一周し、この幸せな夜の出来事に浸っている」
「彼とドジャースには、2024年の残り期間を通して、もっと大きな目標がまだある。しかし、10月にどのような展開になろうとも、9月26日(現地時間)の夜は、オオタニと彼の周囲の人々にとって、いつまでも忘れられないものとなるだろう」
メジャー史上初の「50-50」を達成した現地19日のマイアミ・マーリンズ戦から、直近7試合で29打数20安打(打率は.690)、さらに出塁率.727、長打率1.379でOPSは2.106という桁違いの数字を叩き出している大谷。野球界を席巻する、この男の進化は止まる気配がない。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「人生で見たことがない!」旋風を巻き起こす大谷翔平に“ヤンキース伝説”も唖然!二刀流へは「私なら打者専念」「人間には不可能」と持論も
ロサンゼルス・ドジャースが現地9月26日、サンディエゴ・パドレスを7対2で撃破し、本拠地最終戦で3年連続22度目の地区優勝を決めた。1番・指名打者でスタメン出場した大谷翔平は2戦連続の決勝打を放つなど、3安打1打点と千両役者たる活躍ぶりだった。
メジャー7年目の悲願は自らのバットで引き寄せた。7回にチームが2対2の同点に追いつき、なおも1死一、二塁の好機で回ってきた場面で大谷はアウトコースのスライダーをライト前に引っ張る、勝ち越しのタイムリーヒットを打った。一塁ベースを駆け抜ける際には雄叫びを上げた大谷。相手の悪送球で二塁にまで到達したあと、昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準決勝メキシコ戦を彷彿とさせるような表情でベンチに向かって檄を飛ばし、チームを鼓舞した。
8回には快記録が生まれた。点差を5点に広げた直後、8回のマウンドには松井裕樹が登板。大谷は松井の2球目スライダーを打ち上げて左二塁打。追加点にはつながらなかったが、これがMLB史上19人目となるシーズン400塁打を達成した。
この場面に注目した『MLB.com』は速報記事のなかで、「ショウヘイ・オオタニによる馬鹿げたシーズンは、極めてとてつもない事態になり続けている」と激賞。続けて、「50-50クラブ(シーズン50本塁打、50盗塁)創設をすでに過去のものとしたオオタニは、シーズン400塁打達成という極めて限られたグループに加わった。もうひとつの仰天事項を自身のプロフィールに書き記した」と、その快挙を伝えた。
歓喜のシャンパンファイト後には、愛犬デコピンとともに真美子夫人もグラウンドに姿を見せ、一緒に記念撮影を行なった。同メディアのコール・ジェイコブソン記者は「オオタニの犬もナ・リーグ西地区優勝のお祝いに参加した」と即レポート。地元放送局『SportsNet LA』が大谷夫妻と愛犬の仲睦まじい姿を捉えた動画を共有しながら、異次元のシーズンを送るスーパースターを重ねて祝福した。
「今年はショウヘイ・オオタニにとって記念すべき年だったことは言うまでもない。MLB史上初の50-50シーズン。ドジャース選手初の50本塁打を打ち、MLBキャリア初のプレーオフ出場。2001年以来の通算400塁打。そして木曜日に3安打の活躍もあって、ついに公式戦でキャリア初のディビジョン優勝を成し遂げた。オオタニと妻のマミコ、そして愛犬デコピンがドジャー・スタジアムを一周し、この幸せな夜の出来事に浸っている」
「彼とドジャースには、2024年の残り期間を通して、もっと大きな目標がまだある。しかし、10月にどのような展開になろうとも、9月26日(現地時間)の夜は、オオタニと彼の周囲の人々にとって、いつまでも忘れられないものとなるだろう」
メジャー史上初の「50-50」を達成した現地19日のマイアミ・マーリンズ戦から、直近7試合で29打数20安打(打率は.690)、さらに出塁率.727、長打率1.379でOPSは2.106という桁違いの数字を叩き出している大谷。野球界を席巻する、この男の進化は止まる気配がない。
構成●THE DIGEST編集部
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