逆転での首位打者&打撃三冠にラストスパートだ。
現地9月28日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でコロラド・ロッキーズと対戦し、18安打13得点の圧勝で4連勝。先発の山本由伸が約4か月ぶりとなる今季7勝目を飾った。1番・指名打者で先発出場した大谷翔平は5打数2安打1盗塁と躍動。打率を.310に上げ、残り1試合で首位打者を争うルイス・アラエス(サンディエゴ・パドレス)との差を4厘差に縮めた。
大谷は初回、カウント1-1から外角のスライダーを完璧に捉えると、打球速度111.3マイル(約179.1キロ)の痛烈な打球をかっ飛ばした。11試合連続安打は火を噴くような速さであっという間に右翼フェンスを直撃。あたりが良すぎてシングルヒットとなった。続くムーキー・ベッツのフルカウントの場面で大谷は好スタートを切ったが、ベッツは一邪飛。慌てて一塁に戻ったものの、帰塁する際に二塁ベースを踏まずに戻ったため、相手のアピールプレーでまさかの併殺となった。
2回にキケ・ヘルナンデスの2ランで3対1とした第2打席は2死走者なしで、初球のスライダーを打ち損じ遊ゴロに倒れた。
3点リードした5回の第3打席は四球を選ぶと、直後に今季58個目の盗塁に成功。このあと1死一、三塁にしたドジャースは4番テオスカー・ヘルナンデスが左翼スタンドに33号3ランホームランを放ち、点差を6点に広げた。
2回以降、毎回得点のドジャース打線は止まらない。6回は先頭の大谷が4試合連続複数安打となる右前打で今季196安打目とし、打率を.311にアップした。すると、日本人スターはすかさず二盗を決めて59盗塁にまで伸ばした。得点にはつながらなかったが、前人未到の60盗塁にリーチをかけた。しかし、そのあと5回の二盗が相手投手のボークに記録が訂正され、大谷の盗塁数は59個から58個に減ってしまった。
一方、先発の山本由伸は立ち上がりに連打を許して失点、さらに3回には一発を浴びたが、その後は尻上がりに調子を上げて5回まで4安打6奪三振2失点。71球を投げ、勝利投手の権利を持って降板した。
7回2死一塁で、大谷の5度目の打席は鋭い当たりだったが惜しくも右直。9対2とした第6打席は無死一、二塁の得点圏で回ってきたが、3球目のシンカーを引っ掛けて二ゴロ。大谷は倒れたがドジャースはこのあと後続がつながり、この回一挙4点を加点してロッキーズの息の根を止めた。
レギュラーシーズンもいよいよ明日でラスト。大谷はすでに本塁打、打点の2冠王は確定的で、最後に狙うのは首位打者の座だ。メジャー史上初となる「50本塁打-50盗塁」を成し遂げ、これまで日本人最多となる本塁打、盗塁、打点などをマークしてきた偉才はどこまで数字を伸ばすのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「大谷翔平がMVPになれるはずがない。残念だ。守備につかず、ずっとベンチでiPadを見ている」LA記者の投稿にファン嘲笑「まだそのギミック続ける?」「はいはい、そうだね」
現地9月28日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でコロラド・ロッキーズと対戦し、18安打13得点の圧勝で4連勝。先発の山本由伸が約4か月ぶりとなる今季7勝目を飾った。1番・指名打者で先発出場した大谷翔平は5打数2安打1盗塁と躍動。打率を.310に上げ、残り1試合で首位打者を争うルイス・アラエス(サンディエゴ・パドレス)との差を4厘差に縮めた。
大谷は初回、カウント1-1から外角のスライダーを完璧に捉えると、打球速度111.3マイル(約179.1キロ)の痛烈な打球をかっ飛ばした。11試合連続安打は火を噴くような速さであっという間に右翼フェンスを直撃。あたりが良すぎてシングルヒットとなった。続くムーキー・ベッツのフルカウントの場面で大谷は好スタートを切ったが、ベッツは一邪飛。慌てて一塁に戻ったものの、帰塁する際に二塁ベースを踏まずに戻ったため、相手のアピールプレーでまさかの併殺となった。
2回にキケ・ヘルナンデスの2ランで3対1とした第2打席は2死走者なしで、初球のスライダーを打ち損じ遊ゴロに倒れた。
3点リードした5回の第3打席は四球を選ぶと、直後に今季58個目の盗塁に成功。このあと1死一、三塁にしたドジャースは4番テオスカー・ヘルナンデスが左翼スタンドに33号3ランホームランを放ち、点差を6点に広げた。
2回以降、毎回得点のドジャース打線は止まらない。6回は先頭の大谷が4試合連続複数安打となる右前打で今季196安打目とし、打率を.311にアップした。すると、日本人スターはすかさず二盗を決めて59盗塁にまで伸ばした。得点にはつながらなかったが、前人未到の60盗塁にリーチをかけた。しかし、そのあと5回の二盗が相手投手のボークに記録が訂正され、大谷の盗塁数は59個から58個に減ってしまった。
一方、先発の山本由伸は立ち上がりに連打を許して失点、さらに3回には一発を浴びたが、その後は尻上がりに調子を上げて5回まで4安打6奪三振2失点。71球を投げ、勝利投手の権利を持って降板した。
7回2死一塁で、大谷の5度目の打席は鋭い当たりだったが惜しくも右直。9対2とした第6打席は無死一、二塁の得点圏で回ってきたが、3球目のシンカーを引っ掛けて二ゴロ。大谷は倒れたがドジャースはこのあと後続がつながり、この回一挙4点を加点してロッキーズの息の根を止めた。
レギュラーシーズンもいよいよ明日でラスト。大谷はすでに本塁打、打点の2冠王は確定的で、最後に狙うのは首位打者の座だ。メジャー史上初となる「50本塁打-50盗塁」を成し遂げ、これまで日本人最多となる本塁打、盗塁、打点などをマークしてきた偉才はどこまで数字を伸ばすのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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