現地9月19日、ロサンゼルス・ドジャースが敵地に乗り込んで勝利したマイアミ・マーリンズ戦で金字塔は打ち立てられた。1番・DH(指名打者)で先発した大谷翔平はこの日、6安打3本塁打10打点2盗塁という歴史的なスーパーパフォーマンス。一気に「50本塁打-50盗塁」の大記録を達成してみせた。
【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も
注目を集めたのが、その第5打席で放った50号HR球をキャッチした男性ファンの動向だ。ドジャース側が提案した30万ドル(約4335万円)の交換要請に応じず、男性は米オークションサイト「Goldin」に記念球を出品。現地27日に競売が50万ドル(約7100万円)でスタートされ、入札期間は現地10月16日まで。即決価格は450万ドル(約6億3900万円)に設定されている。
話題が沸騰するなか、すぐさまオークションに参加して105万ドル(約1億4900万円)で入札する日本人男性が現われた。ファッション通販サイト『ロコンド』などで社長を務める田中裕輔氏だ。自身のXを更新して、入札した事実と目標を以下のように説明した。
「無事、入札権を得て、大谷選手の50/50達成球オークションに入札しました。毎日、興奮と感動を与えてくれる大谷選手にボールが戻らなかった事が悲しく、それでも日頃、スポーツ業界にお世話になっている身として何をすべきか考えた結果...最終的に『大谷選手の手元に戻す』事を目指しています」
さらに「今はわたしが1.5億円 ($1.05M) で最高額みたいですが、予算もあるのでこれ以上上がらないでもらえたら助かります」を書き添えた。するとネット上では「カッコ良すぎる対応ですね!」「感動しました」「落札できることを祈っています」「心意気がとても素敵です!」など、さまざまな声が寄せられた。
当然、なかには懐疑的な意見もあったようで、田中社長は「大谷選手自身が『手元にお返し』を望んでいないのでは?というお声をチラホラ頂いていますが、たとえ落札できたとしてもまずは球団経由で大谷選手のご希望を伺って、最大限それに添いたいと考えています」と綴り、次のように想いを伝えている。
「善意の押し売りをするつもりはありませんし、大谷選手が望まない事を間接的であれど何らか強いるカタチになる事はわたしは全く望んでいません。わたし自身も毎日、大谷選手のプレーを通じて、希望や元気を頂いてきた中、我が社も私自身もまたまだ成長段階の小さな存在ながらその中でもできる限りの恩返しがしたいと思ってのアクションです。
今回のオークション自体が決して迎合すべきものでもない中、わたしが落札できないとしてもぜひ最終落札者さまには大谷選手やドジャースの選手の皆様、そして野球ファンの皆にとって最適な姿を目指して欲しい、と1ファンとしても心から望んでいます」
50号HR球の所有権を巡っては今後裁判に発展する可能性がある。最初にスタンドで掴んだ18歳青年が男性ファンに強奪されたと主張し、提訴に踏み切ったと報じられているからだ。はたして超がつくメモリアル球はどのような結末を経て、いかなる人物の手中に収まるのか。まだまだ興味が尽きないところだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】巨大な金庫に厳重保管! オークション会社が紹介する“大谷翔平・50号HR記念球”の実物をチェック!
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注目を集めたのが、その第5打席で放った50号HR球をキャッチした男性ファンの動向だ。ドジャース側が提案した30万ドル(約4335万円)の交換要請に応じず、男性は米オークションサイト「Goldin」に記念球を出品。現地27日に競売が50万ドル(約7100万円)でスタートされ、入札期間は現地10月16日まで。即決価格は450万ドル(約6億3900万円)に設定されている。
話題が沸騰するなか、すぐさまオークションに参加して105万ドル(約1億4900万円)で入札する日本人男性が現われた。ファッション通販サイト『ロコンド』などで社長を務める田中裕輔氏だ。自身のXを更新して、入札した事実と目標を以下のように説明した。
「無事、入札権を得て、大谷選手の50/50達成球オークションに入札しました。毎日、興奮と感動を与えてくれる大谷選手にボールが戻らなかった事が悲しく、それでも日頃、スポーツ業界にお世話になっている身として何をすべきか考えた結果...最終的に『大谷選手の手元に戻す』事を目指しています」
さらに「今はわたしが1.5億円 ($1.05M) で最高額みたいですが、予算もあるのでこれ以上上がらないでもらえたら助かります」を書き添えた。するとネット上では「カッコ良すぎる対応ですね!」「感動しました」「落札できることを祈っています」「心意気がとても素敵です!」など、さまざまな声が寄せられた。
当然、なかには懐疑的な意見もあったようで、田中社長は「大谷選手自身が『手元にお返し』を望んでいないのでは?というお声をチラホラ頂いていますが、たとえ落札できたとしてもまずは球団経由で大谷選手のご希望を伺って、最大限それに添いたいと考えています」と綴り、次のように想いを伝えている。
「善意の押し売りをするつもりはありませんし、大谷選手が望まない事を間接的であれど何らか強いるカタチになる事はわたしは全く望んでいません。わたし自身も毎日、大谷選手のプレーを通じて、希望や元気を頂いてきた中、我が社も私自身もまたまだ成長段階の小さな存在ながらその中でもできる限りの恩返しがしたいと思ってのアクションです。
今回のオークション自体が決して迎合すべきものでもない中、わたしが落札できないとしてもぜひ最終落札者さまには大谷選手やドジャースの選手の皆様、そして野球ファンの皆にとって最適な姿を目指して欲しい、と1ファンとしても心から望んでいます」
50号HR球の所有権を巡っては今後裁判に発展する可能性がある。最初にスタンドで掴んだ18歳青年が男性ファンに強奪されたと主張し、提訴に踏み切ったと報じられているからだ。はたして超がつくメモリアル球はどのような結末を経て、いかなる人物の手中に収まるのか。まだまだ興味が尽きないところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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