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大谷翔平の衝撃3ラン、ドジャース「0勝14敗」の“絶望スタッツ”をも粉砕していた!「オオタニがいたか、いなかったかよ!」と米記者興奮

THE DIGEST編集部

2024.10.07

いきなりの豪快3ランで過去イチ級の雄叫びを上げた大谷。2戦連発に期待がかかる。(C)Getty Images

 のっけからとんでもないパフォーマンスでファンの度肝を抜いた。

 現地10月5日、ついにMLBナ・リーグの地区シリーズが開幕。ロサンゼルス・ドジャースが本拠地にサンディエゴ・パドレスを迎えた第1戦で、大谷翔平は1番・DH(指名打者)でスタメンを飾り、山本由伸が先発を飾った。
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 前倒し登板で期待された山本だったが初回からパドレス打線に捕まってしまう。マチャドに2ランを浴びるなどいきなり3失点を喫し、スタジアムからは溜息が漏れた。

 そんな空気を一掃したのが大谷だった。2回裏の第2打席、2死一、二塁の場面。先発右腕シーズが投じた高めの速球をフルスイングすると、打球は弾丸ライナーで右翼スタンドに飛び込んだ。打球速度111.8マイル(約179.9キロ)、飛距離372フィート(約113.4メートル)を計測。ポストシーズン初となる大谷の豪快な一発で、ドジャースがあっという間に試合を振り出しに戻した。

 しかし山本はその直後にも2点を許して3回5失点で無念の降板。それでもドジャースは4回裏に相手のミスを突いて畳みかけ、一気に3点を奪って逆転に成功する。さらに1点を加えて7対5とし、リリーフ陣がしっかりとリードを守り切った。
 
 マン・オブ・ザ・マッチはもちろん、好投の気配をみせていたシーズから起死回生の3ランを放った大谷だ。MLB公式サイトでデータ部門を担うサラ・ラングス記者はXを更新し、ドジャースの絶望的な"負の歴史"を紹介。「ドジャースのポストシーズンの歴史において、初回に3点差以上を取られた試合は0(勝利)―14(敗戦)。今日のスタートも同じだった」と記したうえで、「過去の14試合にショウヘイ・オオタニはいなかった。でも今の彼ら(ドジャース)にはいる!」と興奮気味に綴った。

 さらにMLBの歴史で見ても、ポストシーズン初戦の初回に3点以上をリードされたチームが逆転勝ちを収めたケースは、過去に4回しかなかったという。なかなかお目にかかれない逆転劇へと導いた圧巻の打棒。頂点を目ざす長丁場のなかで、大谷はまだまだインパクトとサプライズを提供してくれそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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