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ダルビッシュの快投+6本塁打でドジャース粉砕のパドレス、記録づくめの大勝だった!「タティースJr.の1試合2本塁打は…」「6本塁打は球団記録とPSの…」と米記者

THE DIGEST編集部

2024.10.07

現地10月6日の地区シリーズ第2戦のドジャース戦で2本の本塁打を放ったタティースJr.(左)。26歳以下の選手による1試合・2本塁打はポストシーズン初だという。ダルビッシュ(右)は7回1失点で勝ち投手となった。(C)Getty Images

現地10月6日の地区シリーズ第2戦のドジャース戦で2本の本塁打を放ったタティースJr.(左)。26歳以下の選手による1試合・2本塁打はポストシーズン初だという。ダルビッシュ(右)は7回1失点で勝ち投手となった。(C)Getty Images

 現地10月6日、サンディエゴ・パドレスがロサンゼルス・ドジャースと地区シリーズ第2戦を戦って10対2で大勝。成績を1勝1敗のタイに戻した。
【動画】ダルビッシュの快投、6本の本塁打でパドレスがドジャースに大勝!

 パドレスの先発ダルビッシュ有が7回82球、被安打3、3奪三振、1失点と好投。打線もフェルナンド・タティースJr.が2本、デビッド・ペラルタ、ジャクソン・メリル、ザンダー・ボガーツ、カイル・ヒガシオカの計6本塁打を含む13安打で10得点と、投打がかみ合った勝利だった。

 この試合のパドレスの大勝は、実は記録づくしだった。データに強い『MLB.com』のサラ・ラングス記者によると、次のような記録が生まれたという。

 25歳のタティースJr.が放った1試合2本塁打は、「26歳以下の選手ではポストシーズン初」の記録。また、ポストシーズン最初の4試合(最低15打席)でタティースJr.が記録したOPS2.151は歴代4位で、1位のデビッド・オルティス(OPS2.444、2007年)、2位のルー・ゲーリック(OPS2.433、28年)、3位のコルビー・ラスムス(OPS2.188、15年)に次ぐ数字だ。

 ヒガシオカは、1度のポストシーズンの最初の4試合のうち、少なくとも3試合で本塁打を放った史上2人目の捕手となった。ひとり目は05年に3本を記録したベンジー・モリーナ。

 5打数3安打、3打点をマークした21歳170日のメリルは、「本塁打を含む1試合・3安打で、ポストシーズン史上4番目に若い記録を作った。最年少記録は96年ワールドシリーズ第1戦のアンドリュー・ジョーンズ(19歳180日)、2位は19年ワールドシリーズ第1戦のフアン・ソト(20歳362日)、3位は15年リーグ優勝決定シリーズ第4戦のカルロス・コレア(21歳20日)だ」とポストした。
 
 また、勝ち投手になったダルビッシュについても、「38歳51日のダルビッシュは、14年の地区シリーズ第2戦でティム・ハドソン(39歳82日)に次いで、ポストシーズンでの試合で7イニング以上を投げて1失点以下に抑えた2番目の年長投手となった」と伝えている。

 さらに、「パドレスのポストシーズン史上、先発投手が7イニング以上を投げたのは10回あり、そのうち3回がダルビッシュによるもの。複数回投げたパドレス投手はほかにケビン・ブラウンだけで、同じく3回を記録している」という。

 続けてラングス記者は、パドレスが放った6本の本塁打は球団記録とポスト。さらに、1試合・6本塁打は、23年の地区シリーズ第3戦でフィラデルフィア・フィリーズ、15年の地区シリーズ第3戦のシカゴ・カブスに並ぶ1試合のMLBタイ記録だったとも伝えている。

 敵地ドジャー・スタジアムでの2連戦を1勝1敗で切り抜けたパドレスは、現地8~9日に本拠地ペトコ・パークにドジャースを迎えて2連戦。5戦目までもつれた場合は、11日にふたたびドジャー・スタジアムに会場を移して第5戦を行なう予定だ。地区シリーズは先に3勝したチームがリーグ優勝決定シリーズに勝ち上がる。

構成●THE DIGEST編集部

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