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メッツ、第5戦までもつれたら千賀滉大が先発か? 指揮官が日本人右腕の起用を示唆。地元メディアは“全員スタンバイ”の総力戦を予想

THE DIGEST編集部

2024.10.09

地区シリーズ第1戦で好投した千賀。第5戦での再登板はあるのか。(C) Getty Images

 現在行なわれているニューヨーク・メッツとフィラデルフィア・フィリーズによるナ・リーグ地区シリーズで、第5戦までもつれた場合、メッツは千賀滉大を先発起用する見込みだと米国内で報じられている。メッツのカルロス・メンドーサ監督が10月7日の月曜日に千賀について語ったコメントをニューヨークメディア『SNY』が伝えている。

【動画】フィリーズとの地区シリーズ初戦で先発した千賀の奪三振シーン
 

 千賀は10月5日のフィリーズとのシリーズ初戦で先発マウンドに登り、2イニングで31球を投げ、打者8人に対し許した安打は先頭打者のカイル・シュワーバーに許したソロ本塁打の1本のみ。奪三振3、1四球、自責点1という内容だった。チームは6-2で最初のゲームを制しており、短いイニングだったものの千賀も勝利に貢献。この日の登板が、シーズンで唯一の先発となった7月26日のアトランタ・ブレーブス戦以来だったこともあり、プレーオフ初戦を任されるという"サプライズ"として大きな話題となった。

『SNY』の10月8日の記事では、メンドーサ監督が千賀について「彼の調子は引き続き良好だ」と語ったコメントを紹介。他にも、「彼はチームとともに、調子を維持するために必要なことをすべて行っている。順調に進んでおり良い状態だ」などと、日本人右腕のコンディションを評している。

 千賀の体調をみた上で起用を決断するという指揮官は、シリーズ最終戦での先発について「現時点ではその方向に向かっている」と述べるなど、千賀のプレーオフ2度目の登板を示唆している。

 同メディアは、「センガはまだフルのイニング数を投げる準備が整っていないため、第5戦で先発する場合は3イニング程度に制限される可能性がある」と指摘。さらに、「その場合、ブルペンから多くの投手が必要になるが、勝敗がかかった場面では全員が準備を整えることになる。シリーズが第5戦までもつれ込みセンガが先発する場合、リリーフ投手や他の先発投手を含むほぼ全員が登板へのスタンバイすることになるだろう」として、大一番での総力戦を予想している。

 今シリーズ初戦では千賀の代名詞とも言える「お化けフォーク」で空振り三振も奪った。故障に悩まされわずか1勝という不本意な成績に終わったレギュラーシーズンの悔しさを晴らすべく、プレーオフという大舞台でその右腕を力強く振り続ける。

構成●THE DIGEST編集部

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