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「劣勢から追い上げた。そこは自信を持っていい」ドジャースの大谷翔平、逆転での地区シリーズ突破に前向き「流れを持ってこれれば、必ず2連勝できる」

THE DIGEST編集部

2024.10.09

パドレスとの第3戦で4打数1安打だった大谷。1勝2敗と崖っぷちに立たされたが、逆転での地区シリーズ突破に自信をのぞかせた。(C)Getty Images

 現地10月8日に行なわれたサンディエゴ・パドレスとの地区シリーズ第3戦で、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」で出場。初回の第1打席は空振り三振に終わり、無死一塁でまわってきた3回の第2打席ではバットを折られながらも中前にはじき返して好機を広げた。5回の第3打席は中飛、8回の第4打席は見逃し三振に終わっている。

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 試合はムーキー・ベッツのソロ本塁打でドジャースが初回に先制したものの、2回にフェルナンド・タティースJr.の2ラン本塁打などで大量6失点。3回に9番ミゲル・ロハス、1番の大谷、2番ベッツの連続安打で満塁としたドジャースが、4番テオスカー・ヘルナンデスのグランドスラムで5対6と追い上げたものの、これ以上得点を挙げられずに5対6で敗れている。

 これで1勝2敗。地区シリーズは3勝を挙げたチームが勝ち上がる5試合制のため、ドジャースはあと1敗で敗退が決定する。パドレスに王手をかけられた状況でも、大谷は試合後に、「シンプルに2勝することだけを考えています。きょう終わったことは終わったことで、明日に切り替えて頑張りたいなと思っています」と前向きな心境を語った。

 さらに、「きょうも劣勢から、しっかりとあそこまで追い上げていますし、そこは自信を持っていいんじゃないかなと。後は流れを持ってこれれば、必ず2連勝できるんじゃないかなと思います」と逆転での地区シリーズ突破に自信をのぞかせた。
 
 チームの雰囲気については、「いいんじゃないかなと思います。短期決戦に臨むにあたってみんな気合いも入っていると思うし、もちろん勝ちたい気持ちも出てると思う。きょうも負けてしまいましたけど、全体的な雰囲気はみんな勝ちに向かっている」と説明した。

 満員に膨れ上がったペトコ・パークでのパドレスファンの熱狂ぶりは、「盛り上がっていて、素晴らしかった。ドジャー・スタジアムもそうでしたけど、ポストシーズンだなと」と、自身初のポストシーズンでの敵地戦を振り返っている。

 現地9日、ドジャースは同じく敵地でパドレスと第4戦を戦う。負ければその時点で地区シリーズ敗退が決定。勝利して2勝2敗に持ち込めば、第5戦は本拠地ドジャー・スタジアムで戦うことができる。ドジャースと大谷は、はたして第4戦でどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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