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ド軍記者が嘆き…大谷翔平が好走塁で二塁に進塁→T・ヘルナンデスの安打で生還狙うも、塁審の手に打球当たりタッチアウト「彼の得点になるはずだったのに」

THE DIGEST編集部

2024.10.10

4回に大谷は二塁から本塁を狙ったが、不運な形でタッチアウトとなった。(C)Getty Images

 アンラッキーな当たりだ。

 現地10月9日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でサンディエゴ・パドレスとの地区シリーズ第4戦を戦い、負ければ同シリーズ敗退が決定する。大谷翔平は1番・指名打者で先発出場し、4回表に予想外の展開が起きた。

 第1打席は二ゴロ、第2打席は2死一、三塁から右適時打を放った大谷。5点リードで迎えた4回1死の第3打席は四球で出塁すると、次打者ムーキー・ベッツが中飛に倒れたが、大谷は果敢に二塁を狙う好判断で得点圏に進塁した。

 すると、3番テオスカー・ヘルナンデスが三塁線へ鋭い打球を飛ばす。タイムリーヒットかと思われたが、三塁手マニー・マチャドのグラブに当たったあと、なんと「フェア」のジェスチャーをした三塁塁審の腕に当たって外野までボールが抜けず。三塁コーチはストップの指示を出していたが、大谷は気付かず一気に三塁ベースを回って生還を狙い本塁でタッチアウト。無念の表情を浮かべて、ベンチに引き揚げた。

 大谷の不運なプレーに地元記者も頭を抱えている。米スポーツメディア『The Athletic』のドジャース番記者ファビアン・アルダヤ氏は「T・ヘルナンデスの痛烈な当たりがマチャドのグラブと三塁塁審マーク・リッペンガーを直撃。ショウヘイ・オオタニがストップサインを駆け抜けてホームアウトとなる」と報告。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「パドレスは4回に、なんという幸運に見舞われたことだろう」とつぶやき、「オオタニの得点になるはずだった。しかし、これは三塁塁審に当たり、マチャドがボールを拾い上げて彼をアウトにした」と肩を落とした。
 
 同じく米紙『Los Angeles Times』のドジャース番記者であり、MLB公式サイト『MLB.com』にも記事を寄稿するマイク・ディジョバンナ氏は「パドレスにとっては、なんとも幸運な出来事だ。ボールは塁審のマーク・リッペンガーに当たり、マチャドがボールを拾いホームでオオタニをアウトにする時間を与えた」と悔しさをにじませた。

 試合は6回表を終えて、ドジャースが5対0でリード。1勝2敗で負ければ終わりとなる崖っぷちのドジャースが、このまま勝利をモノにするだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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