崖っぷちからの逆王手だ。

　現地10月９日、MLBナ・リーグの地区シリーズ第４戦が行なわれ、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でサンディエゴ・パドレスと対戦。ブルペン陣の継投で見事強力打線を完封し、打っては12安打の猛攻で８点を奪取した。１番・DH（指名打者）で先発した大谷翔平は３打数１安打１打点２四球と活躍し、チームの８－０快勝に貢献している。
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　３戦先勝の地区シリーズは互いに２勝２敗のまま、いよいよ舞台をロサンゼルスに戻し、現地11日に最終の第５戦が開催される。勝ったほうがニューヨーク・メッツとのリーグ優勝決定シリーズに進出する大一番。パドレスはダルビッシュ有の先発が発表済みで、ドジャースも山本由伸が登板する可能性が低くない。

　そんななか、MLB公式サイトのデータ分析を担うサラ・ラングス記者がＸを更新し、ドジャースにとって“不吉なデータ”を紹介した。「ポストシーズンの勝者決定戦をホームスタジアムで戦うチームの戦績は、通算62勝66敗である」というもの。意外にもホームアドバンテージが期待される側が負け越している事実が明かされたのだ。
  　まさかの報告にドジャース・ファンからは「サラ、俺たちを１時間も喜ばせてくれないのかい？　ドジャースが63勝66敗にするのを期待しよう」「それが野球さ」「ちょうど気になっていたデータだ。ありがとう」「ドジャースは負けないぞ！」「そうか。物語を書き換えよう！」といった声が寄せられている。

　さらにラングス記者はもうひとつのデータも掲載。「ポストシーズンにおいて１勝２敗から第４戦に勝利したチームが第５戦とシリーズをモノにしたケースは、48回中27回（56％）」で、こちらはドジャースにとってやや有利なスタッツとなっている。

構成●THE DIGEST編集部

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