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「敗れた第4戦の“先発シース”が致命傷になる可能性…」パドレス指揮官の采配に地元メディア指摘「第5戦でドジャースに負けたら、シリーズ敗退の決定的理由に」

THE DIGEST編集部

2024.10.10

ドジャースとの地区シリーズ第4戦に先発したシース。キャリア初となる中3日での登板は、1回2/3でマウンドを降りる結果となった。(C)Getty Images

ドジャースとの地区シリーズ第4戦に先発したシース。キャリア初となる中3日での登板は、1回2/3でマウンドを降りる結果となった。(C)Getty Images

 現地10月9日、サンディエゴ・パドレスはロサンゼルス・ドジャースとの地区シリーズ第4戦を行い、0対8で敗戦。シリーズ成績を2勝2敗のタイに持ち込まれた。
【動画】ベッツが2戦連発、大谷翔平がタイムリー! 地区シリーズ第4戦ドジャース対パドレス戦のハイライト

 パドレスの誤算だったのが、先発ディラン・シースだ。初回にドジャースの2番ムーキー・ベッツに2試合連続となるソロ本塁打を浴びると、2回には7番ギャビン・ラックスに四球を与え、8番エンリケ・ヘルナンデスに中前打を打たれて一、三塁。2死とした後に1番の大谷翔平に痛烈な適時右前打を許して0対2となり、わずか1回2/3、38球でマウンドを降りた。

 ドジャースとの地区シリーズ初戦にも先発したシースは、3回1/3、82球で被安打6の5失点。試合も5対7で敗れていた。初戦から中3日でマウンドを託されたが、期待に応えられなかった。

 パドレス専門メディア『Friars on Base』は試合後の記事で、「第4戦の先発にシースを選んだマイク・シルト監督の大胆な決断が、チームを破滅に導くかもしれない。まだ第5戦が残っているが、シースの先発が致命傷になる可能性がある」と報じた。
 
「シースはキャリアを通じて中3日で登板したことがない。第4戦では、わずか1回2/3しか投げられなかった。つまり、シルト監督の決断は裏目に出たわけだ。もしシースを温存していれば、休養充分の状態で第5戦に向けてスタンバイでき、ダルビッシュ有とともに戦力になったかもしれない」

 結果的に第4戦のシース先発は成功しなかった。同メディアは「第4戦でドジャースに勝っていたらシルト監督は称賛されていただろうが、そうはならなかった。そして第5戦で負けた場合、シースを先発させた決断がシリーズ敗退の決定的な理由になるはずだ」と、第4戦での“先発シース”が敗因に挙がると予見した。

「シースは間違いなくリーグ最高の投手のひとりだ。それでも短い休養で登板させるべきではなかった。第4戦の先発がシースと発表されたとき、一部のファンは興奮していたが、我々を含む一部では、典型的な“無理やり”ではないかと疑問の声が挙がった」

 はたしてダルビッシュが登板する敵地ドジャー・スタジアムでの第5戦は、どのような結果になるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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