MLBロサンゼルス・ドジャースは現地10月14日、本拠地ドジャースタジアムにニューヨーク・メッツを迎えたナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦を3-7で落とした。地区シリーズで成功した“ブルペンデー”で臨んだドジャースだったが、初回に先頭打者フランシスコ・リンドーアにソロHR、2回にマーク・ビエントスに満塁弾を浴びるなど苦しみ、チーム全体で5安打と失点を補うだけの援護も無かった。
【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場 特に1番大谷翔平から5番ウィル・スミスまでは計19打数無安打9三振。大谷とテオスカー・ヘルナンデスが2四球で出塁するなどチャンスはあり、実際に6回には、結果的にこの試合猛打賞のトミー・エドマンが1死満塁でタイムリーヒットを放つなど攻勢に出る場面は見られたものの、後が続かなかった。
試合後注目されたのは大谷のバッティングの傾向。今回の試合では3打数無安打とヒットが無かった大谷だったが、これはいずれもイニング始めなどで走者がいない状況での打席。9回無死一塁の場面では四球で出塁した。また、前日の第1戦では4打数2安打だったが、ヒットを放ったのはいずれも走者がいる時のみだった。
今回のポストシーズン全体で見ても、走者がいるシチュエーションで8打数6安打と驚異的な勝負強さを発揮している一方で、走者なしの場面で19打数無安打と、打棒からチャンスを創出できていない。このデータを基に考えるのであれば、大谷はリードオフマンではなく、クリーンアップに配置するべきかもしれない。
しかし指揮官はそのようには考えていないという。ド軍専門の地元メディア『Dodgers Nation』によると、第2戦終了後にロバーツ監督は大谷の打順変更を否定。「攻撃面に関しては、かなり良かったと思う。塁に出るという点では、下位打線の選手たちはとても良い仕事をしている」と1番でも走者がいる状態で大谷に打席が回ってくる可能性が高いことを示唆した。
加えて、「彼(大谷)を下げることにあまり敏感になりたくない。(下げることに)本当にメリットがあるとは思えない。率直に言って、翔平には1試合で5打席に立ってほしい。彼はベストバッターだと思う」とし、打席数の確保を優先すべきとの考えを示した。
今回の試合でも6回、エドマンのタイムリー後に8番キケ・ヘルナンデスが1死満塁でダブルプレーに倒れたが、もしヘルナンデスか9番アンディ・パヘスが出塁していれば、一打逆転の場面でバッター大谷ということもあり得た。この起用法が成功するためには下位打線の活躍が必須と言えるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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今回のポストシーズン全体で見ても、走者がいるシチュエーションで8打数6安打と驚異的な勝負強さを発揮している一方で、走者なしの場面で19打数無安打と、打棒からチャンスを創出できていない。このデータを基に考えるのであれば、大谷はリードオフマンではなく、クリーンアップに配置するべきかもしれない。
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加えて、「彼(大谷)を下げることにあまり敏感になりたくない。(下げることに)本当にメリットがあるとは思えない。率直に言って、翔平には1試合で5打席に立ってほしい。彼はベストバッターだと思う」とし、打席数の確保を優先すべきとの考えを示した。
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