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スタメン抜擢後4戦2発、ド軍の“10月男”がヤ軍ジャッジをPS通算HR数、打点、OPSで上回る。ベッツ、フリーマン以上の勝負強さを発揮

THE DIGEST編集部

2024.10.17

PSでベッツ(右)を上回る活躍を見せているキケ・ヘルナンデス(左)。(C) Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースは現地10月16日、敵地ニューヨーク・メッツ戦に8-0で勝利。これでナ・リーグ優勝決定シリーズ2勝1敗とリードを奪った。今季のポストシーズンで特に躍動しているのが下位打線の選手だ。

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 サンディエゴ・パドレスとのナ・リーグ地区シリーズ第2戦、怪我の影響で下がったフレディ・フリーマンの代わりに出場を果たしたキケ・ヘルナンデスはその試合こそ2打数無安打だったものの、先発出場を果たした第4戦で4打数2安打、最終第5戦で決勝点となるソロHRを放ちシリーズ突破に貢献した。

 優勝決定シリーズでも第1戦で4打数2安打、そして第3戦でも6回に2ランHRを含む5打数2安打1本塁打2打点と活躍。レギュラーシーズンでは下位打線ながらマックス・マンシーやトミー・エドマンらとともにチームに勢いをもたらした。

 SNSでは試合後、そんなキケ・ヘルナンデスがポストシーズン通算成績のいくつかの分野でニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジよりも成績が高いことが話題に。実際の数値は以下の通り(カッコ内は参考)。

キケ・ヘルナンデス 223打席 15HR 32打点 打率.280 OPS.907
アーロン・ジャッジ 224打席 14HR 29打点 打率.206 OPS.769
(ムーキー・ベッツ 300打席 6HR 24打点 打率.245 OPS.716)
(フレディ・フリーマン 241打席 10HR 24打点 打率.282 OPS.867)

 9シーズン19シリーズを戦ったキケ・ヘルナンデスと7シーズン14シリーズのジャッジでは単純比較はできないが、打席数はほぼ同じにもかかわらずリーグMVPと互角以上、チームへの貢献度では大きな差をつけるなどド軍のベテランが勝負強さを発揮しており、これはベッツやフリーマンをも上回る数値だ。

 特に左腕との対戦や大舞台で力を発揮することで知られ、2017年にシカゴ・カブスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦でポストシーズン史上10人目となる1試合3HRを放つなど爆発力も見せてきたキケ・ヘルナンデス。今後も苦しい局面で"10月男"の活躍が求められるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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